【京都市動物園だより】あざやかな顔の色は大人のオスの印「マンドリル」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
京都
動物園だより
2024.09.09

【京都市動物園だより】あざやかな顔の色は大人のオスの印「マンドリル」

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今月のどうぶつ:マンドリル

学名:Mandrillus sphinx
霊長目 オナガザル科
生息地:西アフリカのカメルーンからガボンにかけての熱帯雨林

メス「イズミ」6才

オス「ベンケイ」19才

あざやかな顔の色は大人のオスの印

赤い鼻と青いほおが印象的なマンドリル。実はこの派手な顔色は、オスだけに見られるものです。メスは黒っぽい顔色で、子どものときはオスとメスに大きなちがいはありません。また、オナガザル科なのにしっぽが短いのも特徴です。

食性は雑食で、野生では主に果実や植物、昆虫、小動物などを食べ、「ほおぶくろ」にえさをたくわえることもできます。

サルの中でも特に大きな群れを作り、最大で800頭以上の集団が確認されていますが、近年は熱帯雨林の開発などにより生息数が減少。野生での絶滅の危険性が高い種としてIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストに分類されています。

オスは顔と同様に、おしりの色も明るいほど優位

動物園のマンドリルは4頭の元気な親子

京都市動物園で暮らすマンドリルは、父「ベンケイ」と母「オネ」、そのむすめの「ディアマンテ」と「イズミ」の4頭。ベンケイとオネには、これまで5頭の子どもが生まれ、他の動物園に移動した子どももいます。

野生での寿命は約20年、飼育下では約30年といわれていますが、オネは24才でまだまだ食欲旺盛。元気なおばあちゃんです。

最近はマンドリルたちの暑さ対策として、プールを用意したり、りんご味の経口補水液の氷やフルーツ入りの氷をあげたりしています。

乳児期の子ども

きょうとニュース

秋の夜間開園

◆9月14日(土)、15日(日)、16日(月・祝)

開園時間をいつもより3時間延長し、午後8時まで開園します(入園は午後7時30分まで)。

今年も平安女学院大学とコラボし、14日(土)と15日(日)は学生によるスタンプラリーのイベントも実施します。

夜の動物たちに、ぜひ会いに来てください!


写真提供/京都市動物園

協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/

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エコチル編集部

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