【エコチル特集】何が有名?どこでとれたの?神奈川県の農水産業を知ろう!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
湘南
特集
2024.09.02

【エコチル特集】何が有名?どこでとれたの?神奈川県の農水産業を知ろう!

目次 [非表示]

スーパーなどで神奈川県産の野菜や魚を目にすることがあるよね。実際にどういった農産物が作られたり、海でとれたりしているか知っているかな?今回は、神奈川県の農水産業についてくわしく見ていこう!

神奈川県の農水産業の今

神奈川県は関東平野の南西部に位置し、北は東京都、東は東京湾、南は相模湾に面しているよ。さらに、北西部に連なる丹沢や箱根などの山間地域と東部丘陵地帯にはさまれた中央部を南に流れる相模川中下流地域には平野が広がり、気候は温暖で雨が多い太平洋側気候。また、人口は約920万人と、全国総人口の7.3%をしめ、全国2位をほこるよ。

これらから分かるのが、神奈川県の農業は、温暖な気候と大消費地に近いという利点があるということ。農家一戸当たりの耕地面積は0.9haと全国平均の2.5haと比べて規模は小さいものの、耕地面積にしめる畑の割合が80%と全国平均の46%と比べて高く、野菜や果実の他、牛乳や豚肉など生鮮食料を中心とした生産が盛んになっているよ。

漁業では黒潮の影響を受けて多種多様な魚介類にめぐまれ、定置網や刺網など、さまざまな漁法でイワシやサバなど、地域ごとに特色のある魚介類を漁獲する沿岸漁業や三崎漁港を拠点として、太平洋やインド洋でマグロなどを漁獲する遠洋漁業の他、ワカメ等の海面養殖業、アユなどを漁獲する内水面漁業が行われているんだ。

環境に優しい農業とは?

また、神奈川県では、環境に優しい農業(環境保全型農業)を目指しているよ。これは、環境への負荷を減らし、より安全な農産物生産に配慮した持続的な農業・農法のことで、

  • 堆肥など有機質資材を用いた土づくりを行う(有機質資材施用技術)
  • 化学肥料などの資材を適正に使う。化学肥料以外の資材を利用した環境に優しい施肥を行う(化学肥料低減技術)
  • 化学農薬以外の資材を利用した環境に優しい害虫防除を行う(化学農薬低減技術)

といった取組を進めているよ。

みんなも神奈川県の農水産業に興味を持ってね!

>>>参考 : 神奈川県「わたしたちのくらしと神奈川県の農林水産業(令和5年版)」

かながわ生まれ、かながわ育ち
「かながわブランド」に注目!!

かながわブランドとは?

統一の生産・出荷基準を守り、一定の品質を確保するなどの要件を満たしている農林水産物や加工品が「かながわブランド」として登録されているよ。令和6年8月現在、74品目128登録品があるよ。

主な「かながわブランド」

しょうなんきゅうり

湘南ゴールド

幻の平塚クリマサリ

生粋かながわ牛

神奈川県内農林水産物イラストマップ

神奈川県では、地域の特色を生かした農林水産業が営まれているよ。
各地区でとれる農林水産物から主な物を選んでいるよ!!

❶県央地区
米、大豆、野菜、鶏卵など、いろいろな農産物を生産。

❷県西地区
米、ミカン、ナシ、茶、牛乳などの農畜産物を生産。

❸湘南地区
トマトやイチゴ、花き、畜産、キノコ類など多彩。

❹横須賀三浦地区
温暖な気候を生かしてダイコンやキャベツなどを栽培。

❺横浜川崎地区
大消費地に立地する利点を生かし、農協や個人農家による直売が盛ん。

全国シェアの高い
神奈川県産の主要農水産物(令和3年)

全国上位5位以内に入っている、神奈川県産の農水産物だよ。

ダイコン

神奈川県順位 5位
生産量 74,100t
全国におけるシェア 5.9%

コマツナ

神奈川県順位 5位
生産量 6,710t
全国におけるシェア 5.6%

キウイフルーツ

神奈川県順位 4位
生産量 1,210t
全国におけるシェア 6.1%

パンジー

神奈川県順位 2位
生産量 7,370千鉢
全国におけるシェア 6.8%

そうだがつお類

神奈川県順位 3位
生産量 604t
全国におけるシェア 9.2%

らっかせい

神奈川県順位 3位
生産量 281t
全国におけるシェア 1.8%

※らっかせいの生産量は平成30年  

出典:農林水産統計年報

神奈川県横浜市で「2027年国際園芸博覧会」が開催!!

2027年3月から神奈川県横浜市で国際園芸博覧会が開催されるよ。この国際園芸博覧会は、国際的な園芸・造園の振興や花と緑のあふれる暮らし、地域・経済の創造等を目的に、世界各国で開催されてきた博覧会で、一都三県で開催される初めての万博になるよ。幅広いテーマを元に、農業・園芸の魅力を発信していく予定だよ。みんな期待していてね!

公式マスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」

「2027年国際園芸博覧会」開催概要

■ 開催期間
2027年3月19日(金)~2027年9月26日(日)

■ テーマ
幸せを創る明日の風景
~Scenery of the Future for Happiness~

■ 会場
旧上瀬谷通信施設(神奈川県横浜市)

>>>公式サイトはこちらから!!


協力 : 神奈川県、公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3