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今月のどうぶつ:アメリカマナティー
学名:Trichechus manatus
カイギュウ目マナティー科マナティー属
生息地:大西洋地域の熱帯・亜熱帯の河川、湖沼、河口付近の沿岸
マナティーは草食性のほ乳類です。現在絶滅の危機にあり、国際保護動物に指定されています。沖縄美ら海水族館のマナティーはメキシコ政府のご厚意により寄贈されました。
人魚伝説のモデル
マナティーは人魚伝説のモデルになった動物とされており、アメリカマナティー、アマゾンマナティー、アフリカマナティーの3種います。アメリカマナティーは、成長すると体長は3〜4.5m 、体重300〜1,000㎏になります。主に海草や水性植物を食べ、歯はすり減って小さくなった歯からぬけ落ち、新しい歯が生えてきます。
寿命は最長で60年くらい。固い皮ふと分厚い脂肪を持っていますが、寒さには弱く、低水温になると死んでしまうものもいます。そのため、マナティーはかぎられた地域にしか生息できません。また、主に単独か2〜3頭の家族単位で生活しています。
セロリを食べる赤ちゃんマナティー
赤ちゃんマナティー誕生
「マヤ」の第2子として誕生した赤ちゃんマナティーは誕生から3日後に初めて授乳が確認され、順調かと思われましたが、生後3週間後から母乳の泌乳量が少なくなっていると判断され、親子で過ごせるように配慮しつつ、赤ちゃんマナティーへの人工ほ乳を行いました。現在では人工ほ乳を継続しつつ、主食である野菜も食べ始め、元気にすくすくと成長しています。
ぜひみなさんも再開したマナティー館に貴重な赤ちゃんマナティーの姿を見に来てください。
出産直後の親子
美ら海ニュース
赤ちゃんマナティー、一般公開スタート
臨時休館していたマナティー館が10月15日(金)より再開し、6月16日(水)に“マヤ”の第2子として生まれた赤ちゃんマナティーの一般公開が始まりました。赤ちゃんマナティーは現在元気に成長しており、小さな姿が見られるのは今だけです。ぜひみなさん、かわいらしい赤ちゃんマナティーを見に来てくださいね。
写真提供:国営沖縄記念公園(海洋博公園)・沖縄美ら海水族館
沖縄美ら海水族館
〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町石川424番地
TEL 0980-48-3748
https://churaumi.okinawa
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