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今月のどうぶつ:フサオマキザル
学名:Cebus paella
霊長目 オマキザル科 オマキザル属
生息地:ペルー、コロンビア、エクアドル、ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、ブラジル、アルゼンチン北部
体長は約40~55cm、体重は約3~5kg。
メスよりオスの方が大きいです。
特徴は頭のふさふさな毛
フサオマキザルは、別名でカッショクオマキザルと呼ばれるように、体の色は褐色または黒褐色で、お腹の色はうすくなっています。頭部の両側にある逆立った黒い房毛が大きな特徴で、ふさの大きさや形はそれぞれで異なります。
食性は、果物や木の葉、木の実、昆虫、小鳥、卵、カエル、トカゲなどを食べる雑食です。野生で暮らすときには、木の上でオスとメスの十数頭からなる群れを作り、オスとメスの割合は同じか、ややメスが多くなります。
14才の「ちょろ」。いつも活発です
かしこくて手先が器用
好奇心が旺盛で頭も良く、固い木の実を石で割って食べるなど、道具を使うことができます。手が届かない所の物を、ネズミを使って取ったという事例も報告されています。また、人を助ける介護ザルとして活用している国もあります。アメリカなどでは、脊髄損傷、多発性硬化症、筋ジストロフィーなどの深刻な運動障害を持つ人を助けるために、フサオマキザルを介助動物として訓練する取り組みがあります。それにより、ドアの開閉、リモコンや電話などの操作を手助けしてくれます。
小諸市動物園では、1頭のお母さんと3頭の子どもからなる、4頭のフサオマキザルを飼育しています。中でも、長男のバキは群れのボスのような存在で、えさなど欲しい物は一番に取って食べます。体格も良く強そうな顔つきですが、お母さんと毛づくろいし合っているときは表情が優しくなります。表情も動きもさまざまに変化するサルたちを、ぜひ見に来てください。
優しい表情の「かあちゃん」
こもろニュース
ケヅメリクガメのふれあい体験
毎週、土・日・祝日の14時30分~15時に、ケヅメリクガメのふれあい体験を行っています。ケヅメリクガメは、野生ではアフリカの中央部にすみ、昼間は気温が高くなり夜はとても冷えこむため、地面に穴をほって暮らしています。体長約60㎝、体重約40㎏と体が大きく、ふれあい体験では、このカメの立派なこうらをさわることができます。
※雨天時や気温が低い時は中止する場合があります。
写真提供/小諸市動物園
協力・監修/小諸市動物園
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TEL 0267-22-0296
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