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11月は児童虐待防止推進月間。オレンジリボンを身に着け、子どもたちへの虐待をなくしたいという気持ちを広める運動が行われています。どんなことが問題になっているのか、私たちにできることは何か、いっしょに考えましょう。
オレンジリボン運動に参加しよう
近年、児童虐待が社会全体で問題になっています。体や心を傷つけたり、食事をあたえなかったり、自動車の中に放置したり…ケースはさまざまです。幼い子どもが命を落とすといった痛ましい事件も起きています。
その現状を受け、毎年11月は「児童虐待防止推進月間」を多くの人に知ってもらう活動の1つとして「オレンジリボン運動」が行われています。この運動は、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子どもへの虐待をなくすことを呼びかけるものです。子どもの虐待の現状が多くの人々に伝わり、虐待のない社会になることを目的にしています。
北海道でも、この期間中、児童虐待防止について広く呼びかけ、オレンジリボンキャンペーンを実施しています。オレンジリボンはだれでも簡単に作れます。ぜひみなさんも作って身に着けて、この運動に参加してみてください。
オレンジ リボンのデザイン
- 右側を上にして重ねる
- リボンの長さは約10㎝
- 大きさは約3㎝×3㎝
- 裏側に安全ピンを付ける
すべての子どもたちの命は守られている
国連総会で定められた「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」は、子どもの基本的人権を国際的に保障するために定められた条約です。日本も1994年に批准(*)しています。
表1にあるよう、この条約は大きく4つに分けられます。すべての子どもたちは、命が守られ、育つ権利があり、自由に意見を言うことができるのです。
小学生のみなさん、親などから暴力を受けたり、食事をあたえられなかったり、たえられないほどの苦痛を感じている場合は、信頼できる大人に相談しましょう。そういう人がいない、どうしてよいか分からないときは、1人でなやまず、次の相談先に相談してください。
*批准とは…条約について国が確認し、同意すること。
児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」
>>> オレンジリボン運動公式サイト
【表1】「子どもの権利条約」 子どもの権利は大きく分けて4つ
生きる権利
すべての子どもの 命が守られること |
育つ権利
もって生まれた能力を十分にのばして成長できるよう、医療や教育、生活への支援などを受け、友達と遊んだりすること |
守られる権利
暴力や搾取、有害な労働などから守られること |
参加する権利
自由に意見を表したり、団体を作ったりできること |
参考:(公財)日本ユニセフ協会HP
Sapporo・チャイルド・ライツプロジェクトは、子どもたちの明るい未来につながる素晴らしい取組だと思います。その趣旨に賛同するとともに、皆さんの活動に心からエールを送ります。
子どもの権利を守ろう!
Sapporo・チャイルド・ライツ2021プロジェクト
札幌市内で子どもに関わる活動を行っている7団体が連携し、子どもの権利について広く伝え、考えるきっかけとする「Sapporo・チャイルド・ライツ2021プロジェクト」を実施します。
ブックカバーACTION
札幌市内の書店で、Sapporo・チャイルド・ライツ2021プロジェクトのブックカバーを配布。
期間:11月1日(月)~30日(火) ※なくなり次第終了となります。
中央図書館ACTION
中央図書館こどもの森において、「子どもの権利」に関する本や類書の図書展示を開催。
展示期間:11月23日(火・祝)まで
路面電車ACTION
札幌の路面電車の1車両の車内ジャック広報を実施。
期間:11月1日(月)~14日(日)
[ブックカバー配布書店一覧]
コーチャンフォー(新川通り店/美しが丘店/ミュンヘン大橋店)、三省堂書店札幌店、MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店、ラボラトリー・ハコ&かの書房、イオン札幌藻岩店 書店、未来屋書店(手稲山口店/桑園店/琴似店/発寒店/苗穂店/西岡店)、アシーネ(麻生店/東札幌店)、宮脇書店(札幌平岡店/札幌元町店)、ダイヤ書房
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。