【金沢動物園だより】大きなゾウの足「インドゾウ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
横浜
動物園だより
2024.07.01

【金沢動物園だより】大きなゾウの足「インドゾウ」

目次 [非表示]

今月の動物:インドゾウ

学名: Elephas maximus indicus
長鼻目 ゾウ科
生息地:インド、インドシナ半島、中国南部

~ゾウと祖先が同じ仲間たち~

マナティー(海牛目)

ハイラックス(岩狸目)

海牛目と岩狸目はもっとも長鼻目と近縁とされる種です。

大きなゾウの足

ゾウは陸上で最大の動物です。種類にもよりますが、体重は大きいと6000㎏をこえることもあります。そんなゾウの体重を支えているのが4本の足です。円柱状に見える足の中には指の骨と脂肪のクッションが入っており、重い体重のしょうげきを吸収し、足の負担を減らしてくれています。

また、そのような構造のため、足音をさせずに静かに歩きます。インドゾウの場合ひづめは前足に5つ、後足に4つずつです。大きな体をしているゾウにとって、足は体を支えるためのとても大切な部位といえます。

鼻を手のように使い枝を拾っています

ゾウの話し声

ゾウの鳴き声というと、みなさんは、どんなものを思いうかべますか? 「パオーン」という声をうかべる方が多いのではないでしょうか? これはゾウの警戒音にあたります。しかし、それ以外にゾウの鳴き声を聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか?

実はゾウは普段、私たちには聞こえない低い鳴き声(低周波)で会話をしています。それもとても大きな声で、遠くのゾウとコミュニケーションを取ることも可能です。

さらに、足の裏は聴診器のような役割も持っており、地面からの音もよく聞いています。もしかしたら、動物園にいるゾウも地面を通じて、低周波で他園のゾウとなにかお話をしているかもしれません。

かなざわニュース

夏休み企画 身近ないきもの知ろう

2024年7月20日(土)~8月25日(日)の期間、身近ないきもの館やその周辺で、日本産のカブトムシやクワガタなど身近な昆虫やいきものの展示と、彼らの生息環境などを紹介するパネル展を開催します。今年の夏休みは、身近な自然に暮らすいきものたちに目を向けて、彼らの暮らす環境についても学びましょう。


写真提供:金沢動物園

協力 ・ 監修 金沢動物園【指定管理者 公益財団法人横浜市緑の協会】

〒236-0042
横浜市金沢区釜利谷東5-15-1
TEL 045-783-9100
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/kanazawa/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3