【京都市動物園だより】日本各地に飛来する鳴き声が美しい冬鳥「シロハラ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
京都
動物園だより
2024.07.08

【京都市動物園だより】日本各地に飛来する鳴き声が美しい冬鳥「シロハラ」

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今月のどうぶつ:シロハラ

学名:Turdus pallidus
スズメ目 ヒタキ科
生息地:平地から山地の林、市街地の公園など

目の周りに黄色(またはオレンジ色)のアイリングがあり、美しい鳴き声も特徴です。

>>>鳴き声を動画で聞こう

日本各地に飛来する鳴き声が美しい冬鳥

成鳥は全長約25㎝。オスは頭部が青みのある灰茶色で、のどは黒っぽく、メスは茶色で、のどは白っぽい色をしています(写真はすべてオス)。

夏はロシアや中国など北方で繁殖し、日本には冬鳥として飛来。ほぼ全国に分布し、積雪の無い低地で暮らします。京都市動物園でも、冬から初春に、園内で野生個体を見ることができます。

えさはミミズ類、幼虫、木の実など。鳴き声は高音で、「チェッチェッ」と鳴く地鳴きと、「キョロロキョロロ、チリーッ」と鳴くさえずりの2種類あります。

外側尾羽の先が白いのも特徴

野鳥舎にはシロハラと他4種の野鳥が同居

当園では、今年3月に豊橋総合動植物公園から来園したオスのシロハラを1羽飼育しています。野鳥舎に移動した当初は植木の中にかくれていましたが、今では舎内を飛び回り、4〜5月には特徴的なさえずりを聞かせてくれました。いっしょに来園したハクセキレイにえさを取られることもありますが、元気に過ごしています。

野鳥舎にはシロハラの他にも4種類の野鳥(ウズラ6羽、トラツグミ1羽、イソヒヨドリ1羽、ハクセキレイ1羽)がいます。全部見つけられるか、探してみてくださいね。

トラツグミ

ハクセキレイ

きょうとニュース

今年も開催! 夏の夜間開園

◆7月27日(土)・28日(日)
◆8月10日(土)・11日(日)

開園時間をいつもより3時間延長し、午後8時まで開園します。入園は午後7時30分まで。入れかえ制ではないので、朝や昼に入園しても、そのまま夜まで楽しんでいただけます。動物ガイドなどのイベントも盛りだくさん。昼間とはちがう動物たちの様子を見に来てくださいね!


写真提供/京都市動物園

協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/

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エコチル編集部

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