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今月のどうぶつ:ハナミノカサゴ
学名: Pterois volitans
カサゴ目 フサカサゴ科
生息地:千葉県房総半島以南の太平洋、九州北・西岸、 琉球列島沿岸のサンゴ礁、東インド~太平洋、大西洋の岩礁域
特徴:ミノカサゴの仲間は大きく美しいひれを持ち、かりをするときには、胸びれを使って獲物を追いこむ様子が見られます。
きれいなひれには毒がある
ミノカサゴは、大きく美しいひれが、みのかさをかぶっている姿に似ていることから「蓑笠子」という名前が付けられ、ハナミノカサゴは、ミノカサゴより、はなやかであることから「華蓑笠子」と名付けられました。英語では「Red Lion Fish」といい、大きなひれがライオンのたてがみに似ていることが名前の由来となっています。
背びれ、腹びれ、しりびれの先にある固くてとがった刺棘は毒を持つので、さされると痛みが走り、赤くはれあがります。この毒はタンパク質でできているため、さされたときは患部を40~45℃程度のお湯につけると痛みが和らぎます。 また、毒のあるトゲを取り除くと食べることができ、 刺身、煮つけ、からあげなど幅広い調理法で食べられています。
えさをもらおうと近づいて来る姿
大きな口でバクンと丸のみ!
ハナミノカサゴは肉食性で、口に入るサイズであれば、大きな魚や甲殻類でも丸のみにします。飼育下では飼育員に慣れることも多く、水槽の上からのぞくと、えさを食べに自ら寄って来るようになります。水中からでも、飼育員の姿はよく見えているようです。胃袋が大きいため、一度に多くのえさを食べることができ、満腹になるとお腹がふくらんでいる様子が分かります。
食いしんぼうですが、その一方で臆病な一面もあり、掃除や水槽のメンテナンスを始めると、びっくりしてにげていくことが多いです。
食後はお腹がパンパンにふくれます
スマートアクアリウム静岡だより
「カメのえさやり体験」開催中
「ニシキマゲクビガメ」というカメのえさやり体験を始めました! ニシキマゲクビガメは、オーストラリアやパプアニューギニアに生息するカメの仲間で、首を折りたたんでこうらに収める「曲頸類」というグループにふくまれます。
えさを見ると我先にと食べに来る、親しみやすい生き物です。
ぜひ、体験してみてくださいね。
写真提供:スマートアクアリウム静岡
協力・監修/スマートアクアリウム静岡
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