【天王寺動物園だより】明るいときには活動しない夜行性の鳥「フクロウ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
大阪
動物園だより
2024.07.01

【天王寺動物園だより】明るいときには活動しない夜行性の鳥「フクロウ」

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今月のどうぶつ:フクロウ

学名 : Strix uralensis
英名 : Ural owl
生息地:スカンジナビア半島から日本 ユーラシア大陸北部
フクロウ目 フクロウ科

すいみん中のゴロスケ

明るいときには活動しない夜行性の鳥

天王寺動物園では、「ゴロスケ」という名前のオスのフクロウを1羽飼育しています。名前の由来は、フクロウの鳴き声が「ゴロスケホーホー」というところからきています。

夜行性で、動物園で生活しているゴロスケも、昼間に活動することはほとんどありません。朝から夕方までずーっと同じ場所にいることが多く、お客さまの目の前でねむったり、展示場の天井と床や屋根の重さを支える役割をする“はり”とのわずかな隙間に止まっていることもあります。

天井に止まるゴロスケ

 暗い所でも獲物をとらえる特殊な体の構造

フクロウは日本に広く生息する鳥です。夜行性で、夜にネズミや小鳥などの小動物をとらえて食べます。そんなフクロウの体は、暗闇で、かりができるような秘密がつまっています。

例えば目はわずかな光でも見えますし、耳は左右で水平位置がちがうことから、音の方向をより立体的に感じることができます。また、首を左右約270度回すことができるため、木にジッと止まったまま首だけを動かし、獲物の動きや音をキャッチして位置を確かめます。羽も特殊な構造で、音を出さずに静かに飛ぶこともできます。

江戸時代では、農作物をあらすネズミを食べてもらうために、畑の近くにフクロウが来やすい環境を作り、人とも良い関係を築いていました。

えさのマウス

てんのうじニュース

オスのチンパンジー「リッキー」

チンパンジーはアフリカ大陸の熱帯雨林からサバンナにかけて生息しています。天王寺動物園には、オスの「リッキー」「レックス」メスの「プテリ」「ミナミ」「レモン」「ナナコ」の6頭がおり、現在、チンパンジー舎が改修工事中のため、仮の宿舎で暮らしています。


写真提供:天王寺動物園

協力・監修/天王寺動物園
大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/

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