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みんなが何気なく捨てているごみの中には、プラスチックが使われている物が実はたくさんあるんだ。
世界中で問題になっているプラスチックごみをどうすれば減らせるのか、みんなで考えてみよう。
毎日ペットボトルを10本以上捨てている?
ペットボトル、ストロー、お菓子のふくろ…みんなの周りにたくさんあるプラスチックごみ。1年間でどのくらい捨てられているか知っているかな。大阪府で、1年間に捨てられるプラスチックごみの量は約75万t。1人あたり、1年間に約85㎏のプラスチックごみを捨てていることになるんだけど、それをペットボトルに換算すると、なんと約4500本!毎日、約12本のペットボトルを捨てているのと同じ量になってしまうんだ。
そんな大量に捨てられているプラスチックごみは、今、世界中で問題になっているよ。まずプラスチックは、作る、運ぶ、捨てる、そのすべての工程で地球温暖化の原因になる二酸化炭素を出してしまうんだ。だから、地球を守るためには、プラスチックごみを減らすことはもちろん、プラスチックを使う量を減らしていくことが大切だよ。さらに、世界全体では年間800万t以上のプラスチックごみが海に流れ出ているといわれていて、魚や海鳥など、たくさんの生き物がプラスチックごみが原因で傷ついてしまっているんだ。このままのペースだと、2050年には、海のプラスチックごみが海の魚の全重量をこえてしまうともいわれているんだよ。
地球を守るために大切な3つの「R」
この問題を解決するために知っておきたいのが「3R」! 地球を守るために大切な3つの言葉の頭文字をとって「3R」というよ。1つ目はReduce(減らす)、2つ目はReuse(くり返し使う)、3つ目はRecycle(再生して使う)。この3つに取り組むことが大切なんだ。
大阪府では、マイボトルを使える場所をウェブサイトでまとめたり、「3R」について知ってもらうためのハンドブックを作ったりして、みんなが取り組みやすくなるようにしているよ。それぞれが気を付けることで、プラスチックごみを確実に減らすことができるから、自分にできることを考えてみてね。
プラスチックごみを減らすために
知っておきたい「3R」
1.Reduce
物を大切に使って、ごみを減らすことだよ。
2.Reuse
使える物をくり返し使うことだよ。
3.Recycle
ごみを資源として再び利用することだよ。
こんな物にもプラスチックが!
※製品によりプラスチックが使用されていない場合があります。
みんなでプラスチックごみを減らすために!
大阪府内の「3R」の取り組みを見てみよう
1.Reduce
Osakaほかさんマップ
プラスチックなどの使い捨て容器を“ほかさん(捨てない)”ために、マイ容器・マイボトルで食料品や飲み物などを持ち帰ることができるお店・スポットを簡単に探せるウェブサイトだよ。
2.Reuse
おづみんリユース傘
泉大津市役所では、まだ使える捨てられた傘を修理して、市役所や病院などの市内公共施設7カ所で、市民に無料で貸し出しているよ。
3.Recycle
堺市×セブン-イレブンでペットボトルの水平リサイクル
大阪府内で初めて、堺市内のコンビニにペットボトル回収機を設置。ラベルとキャップを外し、軽くすすいだペットボトルを回収機に入れると、ポイントも付くんだ。お得にリサイクルができるんだよ。
大阪府リサイクル製品認定制度
廃棄物を原材料にした、リサイクル製品を認定しているよ! マークが付いているから、選ぶときに参考にしよう。
おおさかプラスチックごみ「3Rカードゲーム」
「3R」を楽しく学べるゲームもあるよ!
プラスチックごみが出るいろいろな場面を通して、楽しみながら「3R」の取り組みアイデアを考えて得点を競うゲームだよ。
今日からできる!
「プラごみ“ほかさん”3か条」でプラスチックごみを減らそう!
大阪府が作った「プラごみ“ほかさん”アクションbook」!その中で紹介している「プラごみ“ほかさん”3か条」を参考に「3R」にチャレンジしてみよう。
~プラごみ“ほかさん”3か条~
その1、プラごみを減らせる商品やサービスを選ぼう!
たとえば…
マイバッグやマイボトルなどを持ち歩く
つめかえ用の商品を買う
スプーンやフォークなどをもらわない
その2、今持っている物を長く大切に使おう!
たとえば…
修理して使う
人にゆずる
フリーマーケットを利用する
その3、リサイクルにつながる取り組みをしよう!
たとえば…
ごみ出しの分別ルールを守る
スーパーなどで回収の取り組みに協力する
リサイクル製品を選ぶ
みんなもできることからチャレンジしてみてね!
「3R」の工夫を投稿!
「ほかさんstyleコレクション」に参加してみよう
大阪府では、府民のみんなが普段している「3R」の工夫をSNSなどで募集しているんだ。どんな工夫をしているか教えてね。良いなと思った工夫には投票しよう!
応募期間
7月~9月上旬 ※10月~11月に投票
応募方法
【一般の部】画像・文章と一緒にハッシュタグ「#ほかさんコレクション」を付けて投稿
【学校の部】大阪府行政オンラインシステムで応募
優秀事例に選ばれたものは、表彰、事例集掲載、プレゼントを予定しているよ。
監修:大阪府環境農林水産部

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