【エコチル特集】未来のために始めよう 気候変動の影響への「適応」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
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2024.06.10

【エコチル特集】未来のために始めよう 気候変動の影響への「適応」

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気候変動によるさまざまな影響が表れている今。それらに「適応」することが必要だといわれています。どんな影響があり、私たちはどんな行動をしたらよいのでしょうか。ここで、くわしく見てみましょう。

気候変動があたえるさまざまな影響

図1・2にあるように、昔と比べて気温が上昇しており、さらなる気温上昇が予測されています。雪の降り方が変わってきたり、短時間で降る大雨が増えてきたりもしています。

こうした気候の変化は、私たちの食べ物や健康などにさまざまな影響をあたえています。しかも今後は、その影響がひどくなっていくともいわれています。そんな中、私たちはどのような行動をしていけばよいのでしょうか?

その答えの1つが、気候変動の影響への「適応」です。「適応」とは、気候変動の影響に備えて、社会の仕組みや1人1人の生活を変えることなどを指します。

図1
日本の年平均気温偏差の経年変化(1898〜2023年)

>>>出典:気象庁HPより

図2
2023年(令和5年)世界の主な異常気象・気象災害

>>>出典:気象庁HPより

未来のために「適応」していこう

気温が上がったり、雨の降り方が変わったりすることで、お米や農作物の品質が下がるという影響が表れています。それに対し、高温に強い品種を育てたり、作付けの時期を変えたりすることが「適応」です。

気温の上昇によって熱中症になる人が増え、病気を運ぶ蚊が北上するなどの影響も心配されている中、エアコンを適切に使うことで熱中症を予防し、虫さされに気を付けるなど、自分の健康を守るために行動することも「適応」です。

下の図で、さまざまな適応策を紹介します。未来のために、気候変動への影響へみんなで適応していきましょう!

気候変動により、さまざまな影響が生じており、それに「適応」していくことが重要です!

農林水産業

国民生活・都市生活

健康

産業・経済活動

水環境・水資源

自然災害・沿岸域

自然生態系

出典:気候変動適応情報プラットフォーム

熱中症が増えています
予防のためのポイント

 

熱中症警戒アラートを活用しましょう

アラート発表時には、

  • のどが渇く前に水分・塩分を補給しましょう
  • エアコンを適切に使用しましょう
  • 高齢者等に声を掛けましょう
  • 不要不急の外出は避けましょう
  • 暑さ指数に応じて、外での運動は、原則、中止/延期をしましょう

熱中症警戒アラート環境省のLINE公式アカウントで確認することができます。

>>>友達追加はこちら

エアコンをしっかり使いましょう

熱中症は室内でも夜でも発生し、命に関わる問題です

  • 無理な節電をせず、夜もしっかり使用しましょう
  • 日中はすだれなどで日差しを和らげるなど上手に使いましょう

停電時など、どうしてもエアコンが使えないときには

  • 日光を遮り、風通しを良くしましょう
  • 濡れたタオル等を肌に当て、うちわであおぎましょう
  • できる限り、冷房設備が稼働している所へ避難しましょう
  • 停電時の断水に備え、飲み水を備蓄しましょう
  • 電力需給ひっ迫時には、浴槽やバケツに水を貯めておきましょう

出典:環境省『熱中症予防情報サイト』


監修 : 地球環境局総務課気候変動科学・適応室 大臣官房環境保健部企画課熱中症対策室

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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