【おびひろ動物園だより】動物園のリスザルの暮らし「コモンリスザル」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
動物園だより
2024.06.10

【おびひろ動物園だより】動物園のリスザルの暮らし「コモンリスザル」

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今月のどうぶつ:コモンリスザル

霊長目 オマキザル科
【生息地】南米北部

おびひろ動物園では、オス5頭、 メス3頭を飼育しています。

コモンリスザルって?

コモンリスザルは、南米の森林地帯に生息する小型のサルです。体長は25~30㎝、体重は500g~1.1㎏で、体の色や大きさがリスに似ているため、その名前が付いたといわれています。

体長よりも長いしっぽでバランスを取りながら、枝から枝へ飛び移って移動し、数十頭の群れをつくって木の上で暮らします。動物園でも、高い位置に木の枝をつるし、木の上での生活をイメージして展示を行っています。寒さに弱いため、冬は床暖房や遠赤外線を使い、1年を通して24~27℃の暖かい環境で過ごせるようにしています。夏の天気の良い日は外の運動場に出て、ひなたぼっこしているところを見ることができます。

体より長いしっぽが特徴

ひなたぼっこが大好き

動物園のリスザルの暮らし

リスザルたちは、その暮らしのほとんどすべてを、木の上で過ごします。好奇心旺盛でかしこく、人の顔も見分けています。見慣れない物には、よってたかってさわってみたり、つついたり。慣れている飼育員には、かたに乗ってポケットの中をのぞきこんだり、そーっと後ろからかみの毛をひっぱったりする個体もいます。かわいい顔をしていますが、おこるとけがをするくらいかみつく、気性の激しさも持っています。

雑食性のため、動物園では野菜や果物、ゆで卵、落花生、サル用ペレット、ミルワームなどをあたえています。トイレの場所は決まっていないので、毎日ゆかをピカピカに掃除しても、すぐにフンが落ちてきてよごれてしまいます。日が暮れると、長いしっぽをくるりと体にまき付けて丸くなってねむります。リスザルたちのさまざまな動きや表情を観察してみるとおもしろいですよ。

前足を使って器用にえさをつかむことができます

カメラに興味津々

おびひろニュース

新しいキリン舎を建設中!

新しいキリン舎が、8月に完成する予定です。建築会社と何度も話し合いをして、キリンが快適に暮らせるように工夫しています。今までの3倍以上の広い寝室になる他、ガラスばりの屋内展示室があり、冬も室内でキリンを見ることができます。お楽しみに!

教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

質問

ペリカンは歯があるんですか?

答え

ペリカンをはじめ、鳥類の口(クチバシ)に歯はありません。理由は諸説ありますが、進化の過程で無くなったと考えられています。ペリカンは、大きなクチバシと「のどぶくろ」を使って魚をとらえ、丸飲みにしてしまいます。


協力・監修:おびひろ動物園

おびひろ動物園
北海道帯広市字緑ヶ丘2
TEL 0155-24-2437
https://www.city.obihiro.hokkaido.jp/zoo

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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