【マリンピア日本海だより】岩を登るペンギン「ミナミイワトビペンギン」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
新潟
動物園だより
2024.05.07

【マリンピア日本海だより】岩を登るペンギン「ミナミイワトビペンギン」

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今月のどうぶつ:ミナミイワトビペンギン

学名:Eudyptes chrysocome
ペンギン目 ペンギン科
生息地:亜南極圏

毎年、秋に全身の羽毛が生えかわります。

岩を登るペンギン

ミナミイワトビペンギンは、他のペンギンと同じようによちよち歩きもしますが、両足をそろえてジャンプしながら岩をこえることもできます。その様子からイワトビペンギンと呼ばれています。巣を作るときは、がけで囲まれた平地やゆるやかな斜面を選ぶことが多く、オークランド諸島ではがけを30〜40m登り、岩や木の根元、草のかげに巣を作ります。

見た目も特徴的です。くちばしはオレンジ、足の表はピンク、そして目の上に「冠羽」といわれる大きくのびる黄色いかざり羽があります。ペンギンの中では小さい方で、体長は40㎝ぐらいになります。

天気の良い日は外へ

飼育下で長生き

野生での寿命は15年ぐらいですが、マリンピア日本海で飼育している1羽は6月6日で31才になります。高齢なので、展示エリアの裏側で飼育しています。目は見えなくなりましたが、えさをよく食べ、元気に動いています。

晴れた日に日向ぼっこもします。腹ばいで休憩しながら、もふもふと羽毛を広げる姿も見られます。このように羽毛を広げたり、呼吸で熱をのがしたり、羽毛におおわれていないくちばしや足から放熱することで、体温を下げています。野生では絶滅危惧種になっているミナミイワトビペンギン。最後まで、大事に飼育します。

休憩中に羽毛を広げる姿

マリンピアニュース

ふるさと新潟の魚

新潟の水産物といえば、何を思いうかべますか? この企画展示では新潟県と新潟市の推進する水産物に焦点を当て、食の魅力とマリンピア日本海の取り組みを紹介します。「ふるさと新潟の魚~県の推進ブランド・市の銘産品~」を6月16日(日)まで、本館1階の企画展示室で開催します。ぜひ、見に来てください。


写真提供/新潟市水族館マリンピア日本海

協力・監修/新潟市水族館マリンピア日本海
〒951-8555 新潟市中央区西船見町5932-445
TEL 025-222-7500
https://www.marinepia.or.jp/

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エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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