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今月のどうぶつ:カギノテクラゲ
学名 : Gonionemus vertens
淡水クラゲ目 ハナガサクラゲ科
生息地:日本各地の藻場
折れ曲がった触手がポイント!触手の基部は蛍光緑色に光ります。
海藻にひそむ忍者!?
大きさは1〜2㎝ほどの小さなクラゲです。触手には付着細胞があり、そこから先が折れ曲がり鉤状(つり針のような形)になっていることが名前の由来です。他のクラゲと同じようにフワフワと泳ぐこともありますが、基本的には付着細胞を使い、海草や海藻にくっついて生活をしています。海藻と同じような体の色をしているため、上からながめただけではその姿を見つけることはとても難しいです。しかし手網(魚をすくうあみ)を海藻につっこんでゴソゴソと動かすとたくさんのカギノテクラゲがあみの中に入ってきます
海藻にまぎれて生活しています
小さな体でもあなどるなかれ!
小さなクラゲですが、刺胞毒がとても強く、さされた場合には病院で治療を受けなければならないこともあります。加茂水族館の館長がカギノテクラゲにさされたときは、3日間入院し完治するまでに10日間もかかりました。庄内浜でその姿が見られるのは5月~7月で、ちょうど磯遊びをしたくなるような春から初夏の時期です。海藻には猛毒のカギノテクラゲがいるかもしれないので、遊ぶときは注意が必要です。私たちがカギノテクラゲを採集するときは必ず手袋をしてさされないようにしています。「正しく」こわがり、海を楽しみましょう
さされないように完全装備で採集
かもすいニュース
リニューアルから10周年!
2014年6月1日に当館がリニューアルオープンしてから、今年で10年!たくさんのお客様にご来場いただき、10年目をむかえることができました。これからも楽しく学べる施設としてがんばっていきます!10周年の特別なもよおし物も計画していますのでお楽しみに♪
写真提供:加茂水族館
鶴岡市立加茂水族館
〒997-1206 山形県鶴岡市今泉大久保657-1
TEL 0235-33-3036
https://kamo-kurage.jp
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