【エコチル特集】きれいな空を守るには、みんなの協力が欠かせない!!今の東京の大気環境を知ろう！

昔に比べると、きれいになった東京の大気環境。でも、まだ課題も残されているんだ。その課題を解決させるには、みんなの力が必要だよ。私たちに何ができるのか、いっしょに見ていこう！

東京の大気環境の課題とは？

戦後、世界でも有数の大都市となった東京。かつては深刻な大気汚染に直面したけれど、さまざまな規制や対策に取り組んできたことで、きれいな大気環境を実現したよ。ただ、これで終わりではなく、まだまだ課題が残っているんだ。

その1つが、光化学スモッグ。光化学スモッグは、光化学オキシダントが発生・流入・蓄積し、大気中の濃度が高くなることで発生する現象で、空気が白くかすんで、もやがかかったような状態になるよ。これらは、工場や自動車、家庭などから出る物質が原因で発生し、紫外線の強い夏に発生しやすいよ。

みんなで力を合わせて空をきれいに！

光化学スモッグの原因である光化学オキシダントは、大きく分けて2つの原因で発生しているよ。アルコールなどの溶剤やガソリンなどから出ている揮発性有機化合物「VOC」と、高温で物を燃やしたときに発生する窒素酸化物「NOx」。これらの物質を減らすことが、光化学オキシダントを減らすことにつながるんだ。

特にVOCは、ペンキやインクなど、さまざまな物にふくまれていて、一般家庭からも多く排出されているよ。油性インクや接着剤など、つーんとしたにおいがするときはないかな？そのつーんとしたにおいがするときに、VOCは発生しているんだ（VOCは体に有害なものもあるので、かいだりしないでね）。

そのため、水性ペンを使う、きりふきタイプの虫よけを使用するなど、私たちにもできることはたくさん！きれいな空を守るには、1人1人の心がけが大切だよ。みんなで力を合わせて、空をよりきれいにしていこう！

＞＞＞参考：東京都環境局「Clear Sky実現に向けた大気環境改善促進事業」

東京の空を比べてみよう！

光化学スモッグ注意報が発令されたらどうすれば良い？
①屋外になるべく出ない
②窓は閉めるようにする
③目やのどに痛みを感じたら、水道水で目を洗ったり、うがいをしたりする
④症状に応じて医療機関を受診する

メールを登録しておくと、光化学スモッグ注意報が発令されたときにメールでお知らせが届くよ!
＞＞＞東京都光化学スモッグ情報はこちらから!

空をよごさないために、私たちにできること!

きれいな空を守るために、私たちは何ができるのかな？早速、見ていこう!
□ 接着剤ではなく水性の木工用ボンドを使う
□ 油性ペンではなく水性ペンを使うようにする
□ 虫除けはスプレータイプではなく、きりふきタイプを使う
□ ノートや文房具を買うときはエコマークに注目する
□ 暑いとき、寒いときは着る物を工夫して、エアコンをひかえめに
□ 車に乗るときは、排気ガスを減らすためのエコドライブを家族に実践してもらう