【野毛山動物園だより】チンパンジー|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
横浜
動物園だより
2021.12.06

【野毛山動物園だより】チンパンジー

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チンパンジー

学名:Pan troglodytes verus
霊長目 ヒト科
生息地:アフリカ中西部

ご長寿チンパンジーのピーコ

野毛山動物園で飼育されているチンパンジーのピーコは、2021年12月8日(水)に来園55周年をむかえます。現在、日本の動物園で飼育されているチンパンジーの中で3番目の高齢になりました。みなさんもピーコにぜひ会いに来てください!

ヒトに最も近い動物

私たちヒトに最も近い動物、それがチンパンジーです。チンパンジーとよく似た動物にゴリラがいるのですが、実は近年の研究でチンパンジーとゴリラより、チンパンジーとヒトの方が近縁である事が分かりました。それほどヒトに近い動物なので極めて知能が高く、バリエーション豊かな声や表情、しぐさでおたがいにコミュニケーションを取り合い、ヒトと同様、複雑な社会を形成して暮らしています。

また、道具を利用することもでき、木の枝を加工してアリの巣からアリをつったり、固い木の実のからを割るために石を使ったり、水を飲むために葉をスポンジ代わりにしたりすることもあります。

DNAも約98.8%がヒトと同じです

絶滅の危機

ヒトに最も近い動物で「ヒトの進化の隣人」といえるチンパンジーですが、実は現在、絶滅の危機にひんしています。その主な原因は、森林伐採や開発などによる生息地の減少、食用やペットにするための密猟など、本来「隣人」であるはずのヒトによる行為が大半をしめています。

ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)では、絶滅の危険性が最も高い付属書Ⅰに指定され守られているのですが、絶滅の危機はまだまだ続いています。チンパンジーたちにどうすれば明るい未来が訪れるのか、みなさんも一度真剣に考えてみて頂けると、とてもうれしいです。

絶滅の危機が……

のげやまニュース

のげやまのクリスマスを楽しもう!

野毛山動物園では、みなとみらいを望む高台に高さ約4mのクリスマスツリーが登場し、記念撮影スポットになります。また、12月23日(木)・24日(金)には、サンタクロースから動物たちに特別なエサのプレゼントと飼育員による特別ガイドを行います。プレゼントの時間と動物の種類については、HPを確認してください。


写真提供:野毛山動物園

野毛山動物園【指定管理者 公益財団法人横浜市緑の協会】
〒220-0032 横浜市西区老松町63-10
TEL 045-231-1307
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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