【エコチル特集】市街地に現れる問題グマが増えている!「問題グマ」にしないために私たちにできることは?|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
特集
2024.04.09

【エコチル特集】市街地に現れる問題グマが増えている!「問題グマ」にしないために私たちにできることは?

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野生のヒグマは、私たちの身近な所に生息しています。近年、市街地に出没するヒグマ「問題グマ」が増えています。「問題グマ」を増やさないために、私たちができることをいっしょに考えてみましょう。

市街地に現れる「問題グマ」

ヒグマは、日本では北海道のみに生息し、国内では体が最も大きい野生動物です。全道で約11,700頭が生息していると考えられています。ヒグマは、札幌などの大きな都市にとなり合った身近な森にもすんでいます。基本的にヒグマは森に入って来る人をさけ、人との距離を保ちながら、人知れずひっそりと静かに暮らしています。

しかし近年、市街地に姿を現すヒグマが増えており、「問題グマ」と呼ばれています。ヒグマはなぜ街に出て来てしまうのでしょうか。5~7月の繁殖期にオスがメスと出会うために広い範囲を動き回る、森林近くにある魅力的な農作物や果樹を求めて市街地近くに出て来るなどが原因として考えられます。一度、農作物やごみの味を覚えてしまうと、人をおそれずに畑や住宅に近づいて来てしまう可能性があります。

「問題グマ」に しないためには?

「問題グマ」にしないために大切なことは、まずはヒグマを市街地に近づけないことです。そのために次のような対策をしましょう。
・家庭菜園を電気柵で守る
・市街地と森林の間のやぶを無くす
・生ごみをしっかり片付け、ごみのポイ捨てをしない
人間とヒグマがおたがい安全に暮らしていくために、私たちができることを考えて行動していきましょう。

もっとヒグマのことを知ろう!!
ヒグマ検定にチャレンジ!

みんなはヒグマについてどれくらい知っているかな? クイズに挑戦してみよう。答えは下にあるよ。

【Q1】ヒグマはどれくらい速く走ることができる?

①自動車(一般道)と同じくらい
②自転車と同じくらい
③陸上選手と同じくらい

【Q2】歩いているときなどに、もしもヒグマに出会ってしまったらどうする?

①すぐに走ってにげる
②止まってヒグマの方を見る
③食べ物を投げ付けてにげ

【Q3】クマスプレーが効かない、または持っていなかったときにヒグマが攻撃してきたらどうする?

①あお向けで死んだふりをする
②うつぶせになる
③あきらめる

【Q4】山に入るとき、ヒグマに出会わないためのルールはどれ?

①ヒグマの足跡を見ても気にしなくていいが、においを感じたら引き返す
②山に入る前に1度だけ笛をふく
③クマすずや笛などで音を出しながら歩く

【Q5】人に近づいて来る、住宅地に出て来やすいといわれるのは、どんなヒグマ? 当てはまらないものを選ぼう。

①親から独り立ちした若いオスのヒグマ
②子どもを連れたお母さんヒグマ
③特に力が強い、大人のオスのヒグマ

【Q6】ヒグマは住宅地周辺では、どんな道を好んで移動する? 当てはまらないものを選ぼう。

①山から住宅地までつながっている川
②周囲が見わたしやすい開けた道
③背の高い草が生いしげった見通しの悪い道

ヒグマ検定の答え Q1①、Q2 ②、Q3②、Q4 ③、Q5③、Q6 ②

>>> 北海道のヒグマに関する情報はこちら
北海道ヒグマシンポジウム動画や「ヒグマ検定」を公開中!
ヒグマについての クイズがいっぱい! チャレンジ してみてね!

最優秀賞発表 令和 5年度
「ごみの散乱防止などに関する ポスターおよび標語」

北海道では「ごみの散乱防止などに関するポスターおよび標語」を毎年募集しています。ここでは、令和5年度の最優秀賞を紹介します。 ※学年は、受賞時の学年です。

★標語の部

長沼町立長沼中学校 3年生 S.D.さん

★ポスター 小学生の部

北海道教育大学附属釧路義務教育学校 小学4年生 S.T.さん

★ポスター 中学生の部

サッポロアートクラブ 中学3年生 Y.S.さん

令和6年度
「ごみの散乱防止などに関する ポスターおよび標語」を募集します!!

最優秀賞 5,000円 
優秀賞・特別賞 3,000円
【募集テーマ】
空きかんなどの散乱防止、不法投棄の防止、 環境美化をうったえるもの
【募集期間】
2024年6月24日(月)~8月30日(金)(予定)
【対象】
ポスターの部:道内の小学4~6年生、中学生標語の部:道内在住の個人
【お問い合わせ】
北海道 環境生活部 環境保全局 循環型社会推進課  TEL.011-204-5196


監修:北海道環境生活部自然環境局 野生動物対策課ヒグマ対策室

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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