【埼玉県こども動物自然公園だより】人まねが上手なインコの秘密「ヒワコンゴウインコ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
埼玉
動物園だより
2024.04.09

【埼玉県こども動物自然公園だより】人まねが上手なインコの秘密「ヒワコンゴウインコ」

目次 [非表示]

今月のどうぶつ:ヒワコンゴウインコ

学名:Ara ambiguus
オウム目インコ科
生息地:コロンビア、パナマ、コスタリカ、ニカラグア、エクアドル

くすんだ黄緑色の体とこい赤色の額。ミドリコンゴウインコよりも体がやや大きく色がこいのが特徴です。

人まねが上手なインコの秘密

当園の大型インコ舎ではヒワコンゴウインコの他、ミドリコンゴウインコ、ルリコンゴウインコを飼育しています。さまざまな色の羽を持っているのが特徴で羽の色によって名前が付けられています。

インコと聞いて思いうかぶことといえば、人の言葉を真似するのが上手なことでしょう。インコが人の言葉をマネすることが上手いのは、分厚い舌や鳴管と呼ばれる鳴くための器官が発達しているからといわれています。ルリコンゴウインコのラズはトレーニングをしており、自分の名前以外の言葉も覚えていて上手に鳴くこともできます。


ミドリコンゴウインコ

すべての個体がおはようと鳴く!?

当園では展示しているヒワコンゴウインコたちだけでなく、バックヤードで飼育しているヒワコンゴウインコのほぼ全ての個体も「おはよう」と上手に真似して鳴くことができます。これは毎日多くの来園者にあいさつをされていなくても、これまでの飼育係の声がけはもちろん、毎朝のえさの時間と声がけのタイミングが同じなため、「おはよう」と鳴く行動のあとにえさがもらえると自然と結びついて覚えて鳴くようになったと考えられます。全ての個体が毎朝必ず真似して鳴くわけではなく、鳴き方や声の高さのちがいなど個性があります。


ルリコンゴウインコ

こども動物自然公園ニュース

オオカンガルーのこども2頭の名前が決まりました

メス(左)は、兄のノリユキとシオリの文字をつなげて「ノリシオ」。オスは、オーストラリア先住民族の「タスマニア」の呼称「ルトルウィタLutruwita」から「ルトル」に決まりました。みなさま、思いをこめた素敵な名前をありがとうございました!


写真提供:埼玉県こども動物自然公園

埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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