【天王寺動物園だより】暖かい土地にも生息する日本でもお馴染みのペンギン「フンボルトペンギン」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
大阪
動物園だより
2024.04.08

【天王寺動物園だより】暖かい土地にも生息する日本でもお馴染みのペンギン「フンボルトペンギン」

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今月のどうぶつ:フンボルトペンギン

学名 : Spheniscus humboldti
英名 : Humboldt penguin
生息地:南アメリカ太平洋沿岸地域
ペンギン目 ペンギン科

陸から水中へ移動するフンボルトペンギン

暖かい土地にも生息する日本でもお馴染みのペンギン

現在、地球上には18種のペンギンが生息しており、天王寺動物園ではそのうちの1種であるフンボルトペンギンを飼育・管理しています。体長は60㎝程度で、体重も4㎏と大型のキングペンギンやエンペラーペンギンに比べると体は小さいです。

ほとんどの人がペンギンと聞くと寒い土地で暮らしているイメージがあるかもしれません。確かにとても寒い所にも生息していますが、南米大陸にはフンボルトペンギンやマゼランペンギン、アフリカにはケープペンギン、ニュージーランドにはフェアリーペンギンなど、暖かい場所にも多くの種が生息しています。因みに、日本の動物園や水族館で最も多く見られるのはフンボルトペンギンです。

えさのアジをうばい合う光景

 近くで泳ぐ姿が見られる「ペンギンパーク」

ペンギンは鳥の仲間ですが空を飛ぶことはできません。その代わりに進化したつばさを使って水の中を自由に泳ぐことができます。泳ぎが上手なので、野生では海の中で、すばしっこい小魚やエビ、イカなどをつかまえて食べています。

2023年4月にオープンした「ペンギンパーク」では、水中ビューといって、ペンギンの姿をプールの真横から見ることができるように造り替えました。水中ビューではアクリル越しに目の前や、ときにはみなさんの頭の上でペンギンが泳いでいる姿を観察できます。ぜひ、ペンギンが上手に泳ぐ姿を見に来てくださいね。

水中を泳ぐ姿が見られます!

てんのうじニュース

アルダブラゾウガメ

アルダブラゾウガメは、アフリカ大陸から約1300㎞はなれたセーシェル共和国に生息しています。天王寺動物園では、「ナックル」と「カーブ」の2頭のアルダブラゾウガメを、旧「コアラ館」で展示しています。えさは青草を中心に広島菜などをあたえています。


写真提供:天王寺動物園

協力・監修/天王寺動物園
大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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