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熱波、大雪、洪水、干ばつなど、世界各地でさまざまな環境問題が起こっているよ。では、横浜市の環境はどうなんだろう? くわしく見ていこう!
横浜市が取り組んでいる環境問題
横浜市は、私たち生活の身近な場所をはじめ、源流から海まで続く河川、市街地にモザイク状に入り組んだ樹林地や農地など、変化に富んだ自然環境を有しているよ。このような豊かな自然を守り、次の世代へ引きつぐために、横浜市はさまざまな取り組みを進めてきたんだ。
重点的に取り組んできたものの1つが、地球温暖化対策だよ。2050年までに温室効果ガスを出す量を全体としてゼロにする“脱炭素化”を目指して、省エネルギーにつながる行動を呼びかけたり、自然の力を使った発電や、排気ガスを出さない水素で走る自動車を広めたりしてきたよ。2021年度の市内の温室効果ガスの排出量は2013年度と比べて、21%も減少したよ。
横浜市の環境をより良くしよう!
もう1つ、重点的に取り組んできたのが生物多様性だよ。生物多様性とは、森、川、海など、さまざまな自然環境で、さまざまな生き物たちが、たがいにつながり合い、支え合って生きていることをいうよ。こういった生き物が生息し、生まれ育つ環境を守るために、樹林地や農地の保全や再生させる取り組み、SNSを活用した情報発信や動画配信なども積極的に行い、生物多様性への理解を深めるきっかけ作りをしてきたんだ。
他にも、食品ロスやプラスチックごみの削減を進め、2022年度のごみと資源の総量は116万tと、2009年度と比較して9%減少したよ。環境に関心があり、行動している市民の割合は87・8%に上り、多くの市民に環境行動が生活の一部として定着してきているけど、環境問題は全て解決したわけではないんだ。みんなも何ができるのか、いっしょに考えてみよう!
[学校に設置した太陽光発電設備] | [水素で走るバス] |
ネイチャーポジティブって何だろう?
ネイチャーポジティブとは、これまでの生物多様性の損失を止めるという視点から一歩前進させ、 損失を止めるだけではなく、回復させていくことを意味する言葉だよ。
ネイチャーポジティブの実現のために、みんなでいっしょにできること
その商品の背景を考え、地産地消やエコな商品を選ぶ
食材を大切にする。使い切りレシピなどに挑戦!
使っていない部屋の電気は消すなど、省エネを心がける
ワンウェイプラスチックをなくすため、マイバッグを持ち歩く
身近な自然に目を向け、自然の価値を再認識する
横浜の環境にもっとくわしくなろう!!
横浜自然観察の森
さまざまな植物や昆虫、野鳥たちを見ることができるよ。自然案内人と森を歩いたり、バードウォッチングをしたりなど、定例イベントが毎月開催されているよ。
【所在地/問い合わせ先】
〒247-0013 神奈川県横浜市栄区上郷町1562-1
TEL.045-894-7474
SDGsステーション横浜関内
SDGsの駅ナカ啓発拠点としてオープン。フードロス削減に向けたパンのロッカー型自販機などがあるよ。このロッカーの設置によって、年間約1.2tの廃棄物が削減できるんだ!
【設置場所】
市営地下鉄関内駅地下1階(中区尾上町3丁目42番地)
環境支援活動センター
児童遊園地、こども植物園、英連邦墓地などと一体となった緑豊かな環境の中にあるよ。イベントなどで使用されることも多く、散歩コースとして親しまれているよ。
【所在地/問い合わせ先】
〒240-0025神奈川県横浜市保土ケ谷区狩場町213
TEL.045-711-0635
こども「エコ活。」大作戦!
毎年、夏に、横浜市内の小学生(4・5年生)が、「エコライフ・チェックシート」を使って、省エネや生物多様性の保全、3Rなどの環境行動に取り組んでくれているよ。2023年は20,366人の小学生がさまざまな環境行動に取り組んでくれたんだ。今年も7、8月に行うので、いっしょにがんばろう!
横浜の環境は動画でも学べるよ!
横浜の海と海の生き物たち
かばのだいちゃんの 下水道教室
あそんでまなべる!豊かな海づくり
協力:横浜市
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。