二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギー 水素についてくわしくなろう!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
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2024.03.04

二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギー 水素についてくわしくなろう!

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地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量“実質ゼロ”を目指す脱炭素社会の実現に向け、注目を集めている水素。どのようなもので、どのように使われているのかな? そんな水素について見てくよ!

水素って何だろう?

地球上で一番軽い気体である水素。空気と比べると14分の1の重さしかなく、無色・無臭で、味もしないよ。この水素は気体で存在しているけれど、マイナス253℃まで冷やすと液体になって、体積もとても小さくなるんだ。最も身近な例でいうと、水にふくまれていて、水を電気で分解すると、水素と酸素をつくることができるんだ。

水素が注目 されているのはなぜ?

水素は、酸素と反応させて電気にしたり、そのまま燃やしたりして、エネルギーとして利用することができるよ。この水素エネルギーには、大きく3つの特徴があるんだ。1つ目は、エネルギーを使う際に二酸化炭素を出さないこと。2つ目は、地球上のさまざまな資源からつくれること。3つ目は、長期間ためておくことができること。この3つは、エネルギー問題の解決につながる重要なポイントだといわれているんだ。 現在、街では水素で動くバスや車が走っていて、お家では都市ガスやLPガスから取り出した水素で電気とお湯をつくれる家庭用燃料電池「エネファーム」が増えてきているよ。 環境に優しく、多くの可能性をひめた水素についてもっと知りたくなったら、江東区にある『水素情報館 東京スイソミル』へ行ってみよう!

「つくる」・「はこぶ」・「ためる」・「つかう」
〜 水素を活用する際の一連のプロセスを見てみよう!〜

東京スイソミル 公式キャラクター

つくる!
水素はどのようにつくられるの?
今は石油や石炭といった化石燃料からつくられているものがほとんどだけど、水を電気で分解してつくることもできるソン。

はこぶ!
水素はどのように運ばれるの?
圧縮して高圧ガスにするほか、マイナス253℃の液体にすることで、体積が800分の1になり、より大量に運ぶことができるソン。国内では、使う量や使い方に合わせて水素ローリーや水素トレーラーなどで運ばれているソン

ためる!
水素はどのようにためておくの?
水素は圧縮したり、液体にしたりすることで体積が小さくなるため、大量にためておくことができるソン。水素吸蔵合金という金属に水素を吸収させてためておくこともできるソン。

つかう!
水素エネルギーは何に使われるの?
水素は空気中の酸素との化学反応により、電気や水、熱をつくることができ、地球温暖化に影響のある二酸化炭素を一切出さない環境に良いエネルギーだソン。そのエネルギーで乗り物を動かしたりしているソン。

水素を楽しく学んだよ!
『水素でかわるHANEDA未来展』開催!!

1月20日(土)、21日(日)の2日間にわたり、東京国際空港(羽田空港)第2ターミナルにて『水素でかわるHANEDA未来展』を開催。当日は多くの親子連れでにぎわったよ。ペダルをこいで発電し、そのエネルギーで水素をつくり出す水素製造体験や、つくった水素で動くミニ飛行機やミニフォークリフト体験の他、ジオラマ展示、水素エネルギーを学ぶサイエンスショーなど、さまざまな内容でイベントは大盛り上がり! 水素を楽しみながらしっかり学べる2日間になったよ。

水素についてもっと知りたくなったら、コチラへ!


【所在地】東京都江東区潮見1-3-2
【TEL】03-6666-6761
【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)
【休館日】月曜日 ※月曜日が祝日の場合は開館し、その翌日が休館となります。
>>> 公式サイトへはこちらから!

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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