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正月や節分、ひな祭りといった年中行事では、特別な料理を食べることが多いよ。それぞれの行事でどういった料理があり、どんないわれがあるのか、くわしく見ていこう!
ハレの日って何?
日本人の生活の中には、“ハレの日”が存在しているよ。
ハレの日には2つの種類があり、1つ目が人間の成長にともなって存在する節目の日のこと。赤ちゃんが誕生し、成人して死をむかえるまで、さまざまな節目があるんだ。そうした節目ごとに行われる風習には、お食い初めや七五三、成人式などがあり、家族や親族などで食卓を囲み、それにふさわしい食べ物が食べられてきたよ。
もう1つが、年中行事という1年の決まった時期に行われるもので、正月や節分、七夕などが年中行事に当たるよ。
年中行事で欠かせない食べ物は?
年中行事を語る上で欠かせない食べ物が、実はおもちなんだ。日本人は昔からお供えとしてだけでなく、何かめでたいことがある度におもちを食べてきたよ。お正月の雑煮を筆頭に、ひな祭りのひしもち、単語の節句のちまき、秋のお彼岸のおはぎ、十五夜の月見団子など、おもちを食べる機会は多いよ。
こういった年中行事を通じてみんなでおもちを食べることで、交友関係を深める意味も持っていたと考えられているんだ。みんなも、年中行事を楽しみながら、おもちを食べてみてね!
年中行事の食べ物を知ろう!
年中行事で食べられることが多い食べ物を紹介していくよ!
※いわれには諸説あります
正月(1月1日)
主な食べ物:おせち料理
いわれ:新しい1年への願いをこめている
鏡開き(1月11日)
主な食べ物:おしるこ
いわれ:小豆の赤色が災いをはらう
節分(2月3日)
主な食べ物:福豆
いわれ:豆に病気や災いをはらう力がある
ひな祭り(3月3日)
主な食べ物:ひしもち
いわれ:女の子に健やかに育ってほしい
春分の日(3月21日ごろ)
主な食べ物:ぼたもち
いわれ:小豆の赤色が災いをはらう
端午の節句(5月5日)
主な食べ物:ちまき
いわれ:健康や厄除けの意味
七夕(7月7日)
主な食べ物:そうめん
いわれ:無病息災を願う
七五三(11月15日)
主な食べ物:ちとせあめ
いわれ:子どもの長寿を願う
冬至(12月22日ごろ)
主な食べ物:カボチャ料理
いわれ:カボチャを食べるとかぜを引かない
おおみそか(12月31日)
主な食べ物:年こしそば
いわれ:今年1年の災厄を断ち切る
参考資料
>>> 農林水産省:「自然への感謝と祈りを込めて家族を結び、未来へつなげる 和食」
>>> 農林水産省:「子どもの食育」
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