【日立市かみね動物園だより】食べる竹と食べない竹?「シセンレッサーパンダ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
茨城
動物園だより
2024.02.13

【日立市かみね動物園だより】食べる竹と食べない竹?「シセンレッサーパンダ」

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今月のどうぶつ:シセンレッサーパンダ

学名: Ailurus fulgens refulgens
食肉目 レッサーパンダ科
生息地:中国南部からヒマラヤ山脈南部

かみね動物園では、サクラ・ヤマト(写真)・ユイ・ココアの4頭を飼育しています。

レッサーパンダの身体

かわいい見た目をしているレッサーパンダですが、実はクマの仲間でよく見るとするどいつめや歯も持ち合わせています。木登りがとても得意で、少しでもつめが引っかかる場所があればどこでも登れます。また、手首には種子骨という特殊な骨があり、この骨のおかげで器用に物をつかむことができるのです。手の平は毛におおわれていて、すべり止めの役目があります。バランスを取るために使うふさふさの長いしっぽは、ねるときに体に巻き付けることで体温を維持する役割もあります。


高い所で休む様子

食べる竹と食べない竹?

レッサーパンダは竹やささを中心に、他に小動物や鳥、卵、木の実、花や果実なども食べています。動物園でも竹を採ってきてあげています。実は竹といっても何種類も存在し、よく見かける孟宗竹や真竹の他にも、クロチク、ハチク、メダケ、ヤダケなどがあり、食べる竹と食べない竹があります。

個体による好みもありますが、ほとんどの園で使用していて好んで食べるのが孟宗竹です。かみね動物園では、園内の竹だけでは足りないため、園外の許可を得た竹林に定期的に竹を採りに行っています。ささの見分けが難しいため動物たちの採食具合を見て、採る場所やあたえるえさの量などを調整しています。


竹をつかんで食べるココア

日立市かみね動物園ニュース

園長ガイド(2月募集)

園長といっしょに園内を回って、動物や獣舎・園のお話を聞こう!くわしくはかみね動物園ホームページをご確認ください。

日時:2024年3月3日(日)午前11時


写真提供:日立市かみね動物園

日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/

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エコチル編集部

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