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今月のどうぶつ:オオタカ
タカ目/タカ科
【生息地】ユーラシア大陸や北米大陸の北部
円山動物園にはオス1羽がいます。
かりが得意なオオタカ
オオタカは、ユーラシア大陸や北米大陸の北部の平地や山岳地帯の森林に生息しています。円山動物園内や札幌市街でも見かけることがある身近な鳥でもあります。
顔は黒と白、目はオレンジ。つばさは黒く、白いお腹には黒い横縞模様があります。生まれたときはお腹の模様は縦縞ですが、約1年で羽が生え変わり横縞になります。黒い部分は青みがかっているのが特徴です。体重はオス600g、メス800gほどで、カラスと同じくらいです。
水平飛行時で時速80 km、急降下時には時速130kmと、とても速く飛ぶことができます。木に止まって獲物が来るのを待ち、ハトやカモなどの鳥を空中でとらえます。やぶなどのせまい所でも小回りが利き、小型や中型の鳥の他、リスや野ウサギなどもとらえて食べます。タカの仲間の中でもかりが得意で、日本では古くからタカがりに使われてきました。
お腹の横縞模様が特徴
円山動物園で展示を始めました
円山動物園には、オスのオオタカが1羽います。右のつばさが折れており、2013年に岐阜県で保護されました。長い間、動物園のバックヤードにある野生復帰施設で飼育していましたが、昨年末より園内で展示をしています。つばさが折れているため高くは飛べませんが、高さ50cmぐらいの止まり木や、えさ台の上などには飛び乗ることができます。
オオタカのとなりでは、同じタカの仲間のハイタカを飼育しています。ぜひ近くで観察して、見比べてみてください。
獲物をとらえるするどいくちばし
えさはウズラとヒヨコをあたえています
まるやまニュース
2月27日は「国際ホッキョクグマの日」
2/23(金・祝)、24(土)に国際ホッキョクグマの日の特別イベントを開催。ホッキョクグマの解説と、グッズ販売やかんバッジづくりを通して、ホッキョクグマの保全活動に寄付できるよ。2/27(火)は4つの動物園の飼育担当者がオンラインでホッキョクグマについて話をするよ。くわしくは円山動物園HPをチェックしてね。
教えて! 飼育員さん
飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!
質問
うんこはくさいですか?
答え
ふんのにおいは動物の種類によって大きくちがいます。トラやライオンは強いアンモニアしゅうがして、とてもくさいですが、シカやキリンはほとんどにおいがしません。同じ動物でも体調が悪いと、普段はほとんどにおいがしない動物もくさくなったり、いつもとちがうにおいがしたりと、体調によって変化します。飼育員にとって、ふんのにおいは大切なバロメーターでもあります。
協力・監修/札幌市 円山動物園
札幌市 円山動物園
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
TEL. 011-621-1426
http://www.city.sapporo.jp/zoo/
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。