目次 [非表示]
今月のどうぶつ:ゴマフアザラシ
学名 : Phoca largha
食肉目 アザラシ科
生息地:ベーリング海、オホーツク海、北日本、黄海など
ゴマフアザラシのももこ。どんなことにも全力な性格で、トレーニングをいっしょにがんばっています。
さまざまな「トレーニング」
加茂水族館のアシカとアザラシは毎日トレーニングを行っています。例えばトレーナーがバイバイのサインを出し、それに反応してバイバイができればOKという感じで、行動を理解させて実践していきます。犬に「お手」や「お座り」を教えるのと同じです。
トレーニングの中には、健康チェックを目的としたものもあります。それは、体温測定、体重測定、採血、歯みがきなど、動物たちが毎日元気で過ごすための検査や習慣付けをスムーズに行うためのもので「ハズバンダリートレーニング」と呼ばれています。ハズバンダリートレーニングでは、まず環境・飼育員・物にしっかりと慣れてもらうことを重視します。
採血ができるまで
今、アザラシのももこが採血の練習をしています。採血ではアザラシの後ろひれの付け根の中にある血管から血を取り、体に病気が無いかを調べます。最初から針を指すとビックリしてしまうため、段階をふんでいくのです。今のところ考えているステップは次の通りです。数分間待てる→ももこの後ろに飼育員がいる→ひれに優しく刺激→針に近い刺激→採血完成!ももこに合わない場合は変えていきます。当園では、このように少しずつあせらずに動物に合わせて、ハズバンダリートレーニングを進めています。
血液を採取する後ろひれの付け根
採血で使う道具
かもすいニュース
アザラシ・アシカといっしょにパチリ!「ひれあしフォト」開催中!
アザラシとアシカの生態を解説する人気イベント「ひれあしの時間」の後に、いっしょに記念写真をとる「ひれあしフォト」を開催しています。ゴマフアザラシか、カリフォルニアアシカ、どちらと写真をとれるかは季節で異なります。くわしくは当館公式ホームページをご覧ください。
※「ひれあしフォト」は終了いたしました。ご了承ください。
写真提供:加茂水族館
鶴岡市立加茂水族館
〒997-1206 山形県鶴岡市今泉大久保657-1
TEL 0235-33-3036
https://kamo-kurage.jp
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。