【京都市動物園だより】動物園で暮らす5頭「アジアゾウ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
京都
動物園だより
2024.01.22

【京都市動物園だより】動物園で暮らす5頭「アジアゾウ」

目次 [非表示]

今月のどうぶつ:アジアゾウ

学名:Elephas maximus
長鼻目 ゾウ科
生息地:インド・東南アジアの主に森林

左から、美都、春美カムパート、夏美ブンニュン。
(アジアゾウについては、2022年8月号でも紹介)

動物園で暮らす5頭

京都市動物園には5頭のアジアゾウがいます。

最年長の「美都」は、推定52才。1979年にマレーシアから、京都との友好のかけ橋としてやって来ました。

他の4頭は繁殖プロジェクトの一 環として、2014年にラオスから来園した若いゾウたちです。4頭の最年長は、15才の「冬美トンクン」。ゾウは最年長のメスをリーダーとする母系集団で暮らすため、年下の3頭からたよりにされています。一番背が低く活発な「春美カムパート」と、一番細身で右耳の一部が切れている「夏美ブンニュン」は共に13才。最年少12才の「秋都トンカム」は、ただ1頭のオスです。

秋都トンカム

繁殖に向けて同居中!

2013年、当園の開園110周年と「日本・ラオス外交関係樹立60周年」を機に始まった「ゾウの繁殖プロジェクト」。現在は、秋都トンカムと冬美トンクンの繁殖に向けた同居がスタートしています。2頭は群れの中で母子や姉弟のような関係だったため、異性として接するか心配もしました。いざ同居すると、秋都トンカムが冬美トンクンに乗る様子(繁殖の準備段階)が見られ、今後に期待が持たれています。

若いリーダーのメスは、その重圧から子作りができなくなってしまうことがあります。冬美トンクンの場合は、年上で先住の美都がいることで重圧が和らいでいるようです。初めての繁殖準備をゆっくり見守ってくださいね。

若い4頭の最年長、冬美トンクン

きょうとニュース

ゴリラのお庭を森にしよう!プロジェクト

ゴリラのグラウンドを野生の森に少しでも近付けるよう、4年前から樹木を募集しています。ゴリラたちが折ったり、抜いたりしてしまうこともあり、なかなか緑が増えません。木をたくさん植えて、ゴリラたちがより快適な環境で過ごせるよう、ご協力をお願いします。くわしくはHPにて!

【募集期間】2023年12月1日(金)~2024年3月31日(日)


写真提供/京都市動物園

協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3