目次 [非表示]
今月のどうぶつ:シロモンオオサシガメ
学名:Platymeris buguttatus
カメムシ目 サシガメ科
生息地:アフリカの熱帯地域
展示の様子
黒・白・黄色の昆虫
シロモンオオサシガメは、カメムシの仲間です。カメムシほどくさいにおいは出しませんが、やっぱりくさいです。
成虫の羽には、大きな白い模様・もんが2つあります。体の色は、脱皮をしてすぐは赤色ですが、次第に黒く色づいていきます。そのため成虫は、足にある黄色の模様が目立ちます。幼虫も黒っぽい色をしていますが、えさを食べるとお腹がふくらみ、赤色になります。
シロモンオオサシガメの幼虫
(左:食前、右:食後)
捕食シーンは、迫力があります
シロモンオオサシガメは、生きた昆虫を見つけると飛びつき、針のような口をつきさして捕食します。その際、消化液を流しこみ、それによってとけたものを吸って食べています。また、えものににげられないように、まひして動けなくなる毒も、消化液とともに注入しています。これらのことから、シロモンオオサシガメの英名には、暗殺者という意味の単語が使われています。
昆虫館では、かくれ家としてキッチンペーパーのしんをケースに入れて飼育をしています。展示もしていますので、ぜひ当館へおこしいただき観察をしてみてください。
飼育中のシロモンオオサシガメ
かしはらしニュース
気まぐれ展示「だんごむし・ごきぶり」
開催期間:令和6年2月末まで(予定)
開催中の気まぐれ展示では、3種類のダンゴムシと4種類のゴキブリをカラフルにかざって展示しています。ダンゴムシもゴキブリも、みんなの想像する姿や色とはちょっとちがう種類をピックアップ。展示ケースの中でかくれてしまうことが多い虫たちですが、工夫して見えやすいように紹介しています。
写真提供:橿原市昆虫館
協力・監修:橿原市昆虫館
奈良県橿原市南山町624
TEL:0744-24-7246
https://www.city.kashihara.nara.jp/kanko_bunka_sports/konchukan/index.html
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。