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環境省で推進している「デコ活」。今回は、取り組みたいアクションの4つ目、デコ活アクションの「ツ」=つながるオフィス テレワークを紹介します。テレワークなどを活用して二酸化炭素の削減につなげましょう!
知っていますか?テレワーク
10月号から、取り組みたい「デコ活」アクションとして、「デ」=電気も省エネ 断熱住宅、「コ」=こだわる楽しさ エコグッズ、「カ」=感謝の心 食べ残しゼロ、を紹介してきました。今月は4つ目のアクションとして、「ツ」=つながるオフィス テレワークを紹介します。
みなさんは、テレワークという言葉をご存知ですか?テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない働き方のこと。「tele = はなれた所」と「work = 働く」を合わせた言葉です。
「働き方」というと、小学生のみなさんには関係無いかな?と思うかもしれません。でも、コロナの影響もあり、ここ数年でオンライン授業が一気に広がりました。みなさんの中にも、おうちにいながらパソコンやタブレットなどを使って、学校の授業を受けたことがある人も少なくないのではないでしょうか。
テレワークで脱炭素につなげよう
オンラインの魅力は、飛行機や車などの乗り物を使って移動をしなくても、遠くはなれた人とコミュニケーションを取れること。二酸化炭素を排出する乗り物を使わないことは、脱炭素につながります。
図2を見て分かるように、テレワークを導入している企業が、平成24年は11.5%だったのに対し、令和3年には51.9%と半数以上に増えました。自動車通勤をしている人が多い地域でテレワークの導入が増えれば、自動車の利用が減り、脱炭素につながります。最近は、テレワークを活用し、旅行をしながら自由に働く「ワーケーション」をする人もいます。日本国内の各地で、ワーケーションの受け入れ体制も整ってきているようです。
みなさんも、ICTを活用して、デコ活を進めていきましょう!
図1
遠くはなれた人とコミュニケーションを取れるのが魅力
図2
企業におけるテレワーク導入状況の推移
出典:総務省「通信利用動向調査」(平成24年~令和4年)
仕事と休暇を組み合わせる!今、注目のワーケーションとは?
ワーケーションは、「ワーク(Work)=仕事」と「バケーション(Vacation)=休暇」を組み合わせた造語。観光地やリゾート地など、普段とはちがう場所で休暇を楽しみながら働くスタイルのことです。
リモートワークのシステムを導入することで、リゾート地などの環境の良い場所で仕事を行いつつ、休日のリフレッシュも充実させることがワーケーションの一番の魅力。わざわざ休日にリゾートへの移動を行うのではなく、仕事とプライベートのスイッチをスムーズに行える、効率的なシステムです。
休暇として認識したり、チーム力や創造力を高める働き方としたり、余暇を楽しみつつ仕事をすることと考えたりと、とらえ方はさまざま。休暇を楽しみながら仕事の成果を上げられるので、生活と仕事の両方に良い影響がもたらされることが期待されています。
くらしの中のエコろがけ
デコ活アクション!まずはここから!
「デコ活」は、脱炭素の実現に向けて、私たちの行動やライフスタイルを変えていくための運動です。まず取り組みたいこととして環境省がかかげている「デ」「コ」「カ」「ツ」の4つを紹介します。
電気も省エネ断熱住宅
断熱住宅断熱リフォーム、ZEHなどを取り入れましょう。
こだわる楽しさエコグッズ
高効率給湯器、省エネ家電、LED照明を家庭に取り入れたり、次世代自動車に乗ったり。クールビズ・ウォームビズ・サステナブルファッションなど、服装から楽しんで。
感謝の心食べ残しゼロ
食べ切り、地産地消などで食品ロスをなくしましょう。
つながるオフィステレワーク
テレワークなどを導入して、通勤時間や移動のむだを 減らしましょう。
みんなで「デコ活宣言」しましょう!
デコ活宣言をして、日々デコ活に取り組みませんか?すでにたくさんの人々がデコ活宣言しています!さらに、「#デコ活」としてSNSなどでぜひ発信しましょう!
テレワークで家族だんらんの時間が増える!
テレワークを行うことで、自宅と職場を移動する時間が無くなり、家で過ごす時間が増えます。家族でいっしょに食卓を囲んだり、会話を楽しんだり、家族だんらんの時間を持つことができます。
1つの部屋に集まると、ウォームビズにもなり、脱炭素につながります。みなさんの家庭でもテレワークを導入して、家族だんらんしませんか?
監修:環境省 脱炭素ライフスタイル推進室
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。