【天王寺動物園だより】オスは、頭頂部の立派な羽と、あざやかな青色が美しい「パラワンコクジャク」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
大阪
動物園だより
2024.01.09

【天王寺動物園だより】オスは、頭頂部の立派な羽と、あざやかな青色が美しい「パラワンコクジャク」

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今月のどうぶつ:パラワンコクジャク

学名 : Polyplectron emphanum
英名 : Napoleon’s peacock-pheasant
生息地:フィリピン(パラワン島)
分類:キジ目 キジ科

オスの美しい姿は求愛のため

昨年の11月21日(火)に オープンした「鳥のセカイ」!

天王寺動物園では、昨年の11月21日(火)に「鳥のセカイ」が新たにオープンしました。「鳥のセカイ」は、「鳥の適応進化とその不思議にふれることができる施設」をコンセプトに、さまざまな環境に適応し、生息している鳥たちの生態を近くで見ることができる施設です。 飼育動物は、コサンケイ・マガモ・ワライカワセミなど計13種ですが、その中でもひときわ目に付くのは、「鳥のセカイ」の入口にかざってあるエリアサインのモデルとなった「パラワンコクジャク」でしょう。

背景にとけこむ羽の色をしているメス

 新しい環境でも仲の良い パラワンコクジャクのオスとメス

パラワンコクジャクは、別名「ナポレオンコクジャク」とも呼ばれています。標高600m以下の原生林に生息しており、雑食性の鳥で、えさにはペレットやトウモロコシなどの入った配合飼料をあたえています。 オスは、頭頂部の立派な羽と、あざやかな青色が目を引く美しい姿をしています。繁殖期になると、この青色の羽を広げてメスに求愛行動を行います。そして、メスに受け入れられると交尾し、繁殖します。 反対にメスは繁殖のためにオスのアピールを待つ身ですから、森の色にとけこんで身を守るように地味な茶色(褐色)をしています。 現在オス1羽、メス1羽を飼育しており、昨年にも求愛行動が見られ、相性も良さそうなので今後に期待です。

パラワンコクジャクのオス

てんのうじニュース

ニホンキジ

みなさんは、日本の国鳥をご存知ですか。国鳥と聞いて、トキやライチョウを思いうかべるかもしれません。実は、日本の国鳥は「ニホンキジ」です。 天王寺動物園では、昨年の11月にオープンした「鳥のセカイ」でオス1羽、メス1羽を飼育・展示しています。


写真提供:天王寺動物園

天王寺動物園
大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/
協力・監修/天王寺動物園

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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