目次 [非表示]
今月のどうぶつ:フクロモモンガ
学名:Petaurus breviceps
カンガルー目フクロモモンガ科
生息地:オーストラリア北東部、ニューギニア島周辺
前足と後ろ足の間にまくがあります。
カンガルーと同じくお腹にふくろがある
突然ですが、フクロモモンガは何の仲間だと思いますか?前足と後ろ足の間にまくがあり、長いしっぽがあるところは、タイリクモモンガとそっくりです。
しかし、コアラやカンガルーと同じようにお腹にふくろを持っているため、実はカンガルー目に分類されます。メスのお腹をよく見てみると「育児のう」と呼ばれるふくろがあり、その中で子育てをします。
フクロモモンガの育児のう
においは仲間の証
オスは1才ほどで性成熟をむかえ、そのころから強いにおいを分泌する額の「臭腺」が発達してきます。群れのオスのリーダーは額にある臭腺を仲間にすり付け、マーキングをするので額の一部の毛がうすくなります。このマーキングは群れの一員であることを示す大切な証拠のような物です。この証拠がないと仲間とみなされず、群れから追い出されてしまいます。
動物たちにはそれぞれちがった社会性があり、その中で役割を持ち生活しています。当園のecoハウチューには単独生活する動物や、群れで生活する動物などいろいろな社会性を持った動物がたくさんいます。来園したときにはそれらのちがいを比べてみてください。
オスの額の臭腺
こども動物自然公園ニュース
キボシイワハイラックスの赤ちゃんが生まれました!
10月にキボシイワハイラックスの赤ちゃんが3頭生まれました。1頭は残念ながら死亡してしまいましたが、2頭の赤ちゃんは元気にすくすくと育っています。母親をメインに家族で子育てしている様子も見られます。あたたかい目でそっと見守って下さいね。
写真提供:埼玉県こども動物自然公園
埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。