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今月のどうぶつ:アメリカビーバー
学名:Castor canadensis
齧歯目 ビーバー科
生息地:北米樹林帯の湖沼,河川,湿地
枝を歯で細く裂いた巣材の上で休息中
ビーバーのえさ、ご存知?
アメリカビーバーといえば、かじりたおした木で川をせき止めてダムを作ることで有名ですが、ビーバーにとって木はえさでもあります。マリンピア日本海で飼育している2頭はシダレヤナギを好み、1日に約3㎏を食べます。敷地内ではビーバーのえさ用に植えたヤナギも育てています。足りない分は、許可を得て近くの河川敷から採集してきてあたえています。ヤナギの伐採ごみの低減にもつながっています。
ビーバーは葉や細い枝なら、全部食べつくします。太い枝は、前足で器用に回転させながら、樹皮をけずり取り食べます。水にうかんだまま食べることもあります。残った手頃な太さの枝は、スタッフがユーラシアカワウソのツリーハウス作りなどの工作に使うこともあります。
ヤナギの枝を食べるビーバー
水槽の掃除は大仕事
食べる量が多いうえ、ヤナギには消化できないせんいが多いため、とてもたくさんのふんをします。ビーバーのふんは、においはあまりしませんが、ビーバーは水の中でしかふんをしないので、他の水辺の小動物に比べて水槽の掃除回数が圧倒的に多いそうです。
マリンピア日本海のビーバーの水槽では1日に2回ふんを取り除く掃除をします。その他、1週間に1~2回は水を全てぬいてかべや底の掃除をします。そのときには、普段とちがう様子を観察できるかもしれません。ビーバーはまだまだ見どころがたくさん!ぜひ、直接観察に行くことを、おすすめします。
水をぬいたビーバーの水槽
マリンピアニュース
クリスマス アンダー・ザ・シー
今年のクリスマスは、マリンピア日本海で海中気分を味わってみませんか? クラゲがただよう3本の水槽とともに、2,100個のLEDライトで青く光る約4mの天然モミの木を、本館地下のマリンピアホールに展示します。幻想的な雰囲気をぜひ楽しんでください。展示は11月23日(木・祝)から12月28日(木)まで。
写真提供/新潟市水族館マリンピア日本海
協力・監修/新潟市水族館マリンピア日本海
〒951-8555 新潟市中央区西船見町5932-445
TEL 025-222-7500
https://www.marinepia.or.jp/
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