【日立市かみね動物園だより】絶滅の危機!?「シシオザル」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
茨城
動物園だより
2023.12.11

【日立市かみね動物園だより】絶滅の危機!?「シシオザル」

目次 [非表示]

今月のどうぶつ:シシオザル

学名: Macaca silenus
霊長目オナガザル科
生息地:インド


かみね動物園では、父親、母親、娘、息子の家族からなる4頭の群れを飼育しています。

シシオザルってどんなサル?

シシオザルは群れを作って生活しています。樹上性が強く、野生下では水を飲むとき以外で地上に降りてくることはほとんどありません。オスは縄張りを主張するためにしばしば大きな声を発します。主に草食性で木の実や根、木の葉などを食べますが、ときには昆虫やカエル、トカゲなどの小動物も捕食します。ほおにはニホンザルのようにほお袋があり、食べ物を一時的にたくわえることができます。全身の毛は黒色や黒褐色で、顔の周りには特徴的な灰色の長い毛が生えています。


尾の先端に生えたライオン(獅子)のような毛が名前の由来

絶滅の危機!?

分布域はインドの中でも、南西部のデカン高原西側のガーツ山脈のゴアからコモリン岬までと限られています。近年は開発によって森林が伐採され、生息数が減ってきています。現在の野生個体数は4,000頭程度であると考えられており、国際自然保護連合の保存状況評価によって絶滅危惧種に指定され、国際的に保護されている他、各地の動物園でも保護や繁殖が行われています。日本では当園以外にも、札幌市円山動物園やよこはま動物園ズーラシア、熊本市動植物園など全国各地の動物園で飼育され、計画推進会議などを通して飼育状況や繁殖、疾病などの情報交換を行っています。


シシオザルの母子

日立市かみね動物園ニュース

クリスマスがやってくる!

今年もかみね動物園の一部がクリスマス仕様になります。また、サンタとトナカイによる特別なガイドツアーを行います。くわしくはかみね動物園公式ホームページをご覧ください。

日にち:12月23日(土)~12月24日(日)


写真提供:日立市かみね動物園

日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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