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今月のいきもの : ロウニンアジ
学名:Caranx ignobilis
スズキ目 アジ科
生息地:インド・太平洋の外洋から河口の汽水域
(淡水と海水が混じり合う水域)
現在開催中(12/10まで)の特別企画展「相模の海の生き物展」でも紹介している注目の魚です。
アジの仲間で最大の魚 幼魚は相模川にも
暖かい海に広く分布し、成長すると全長1m以上、体重30㎏をこえるロウニンアジ。ルアーづりの対象として人気の魚で、ときどき河口から川へ入って来ることがあります。
相模川で見られるのは「メッキ」と呼ばれる幼魚です。銀色で平たく丸みのある体形、尾ビレの付け根にアジ類特有の「ぜいご」(トゲトゲしたかたいうろこ)があるのが特徴。相模川ふれあい科学館では、この幼魚を展示しています。
成魚になると体色は灰色から黒に近い色になり、体型や顔の形も変化します。成魚の姿は「相模の海の生き物展」のブースに、ほぼ原寸大のイラストがあるので参考にしてください。
ロウニンアジの幼魚
「流れのアクアリウム」河口域に幼魚がいるよ
ロウニンアジの展示場所は、川ゾーン「流れのアクアリウム」河口域の水槽です。まだまだ小さい幼魚で、実際に相模川で見られるのも、このサイズがほとんどです。同じ水槽に大きなドチザメやハンターのスズキもいますが、問題なく共存しています。
「流れのアクアリウム」は長さ40mの大型水槽で、相模川の水源から、相模湾に注ぐ河口までの環境を再現しています。上・中流域にすむ川魚はもちろん、河口域ではロウニンアジの他にも、さまざまな海の生き物を見ることができますよ。
丸で囲った部分にいるのがロウニンアジ
さがみはらニュース
もうすぐ終了! お見のがしなく
多目的室1にて好評開催中の「相模の海の生き物展」が、いよいよ12月10日(日)に最終日をむかえます。
相模川の先に広がる相模湾にすむ生き物たちの魅力を、ぎゅっと集約した今回の展示。「こんなのいたの?」「おもしろい形!」とおどろく生き物たちがいっぱいです。ぜひ見に来てくださいね!
写真提供・協力 ・ 監修/相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
〒252-0246 神奈川県相模原市中央区水郷田名1-5-1
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