目次 [非表示]
日本では、年間523万tの食品がごみとして捨てられ、その約半分は家庭から出されているんだ。このもったいない状況をどうにかしなくてはいけないね。どうすれば食品ロスを減らせるのか、いっしょに考えていこう!
日本の食品ロスの半分は家庭から!!
食品ロスとは、期限切れや食べ残しなどにより、本来食べられるにも関わらず捨てられてしまう食品のことをいうよ。日本の食品ロスの量は、年間約523万t(2021年度推計値)。これは世界の食料援助量約440万t(出典:国連WFP2021年度)の約1・2倍に相当するんだ。また、523万tの食品ロスのうち、家庭から発生している食品ロスの量は約244万tと、半分近くをしめているよ。
相模原市内の家庭から出る食品ロスは、平成29年度の9326tを底に、増減をくり返していて、なかなか減っていかないのが現状だよ。
家庭から出る食品ロスは、
- 料理の作り過ぎ
- 野菜など、食べられる所まで切って捨ててしまう
- 消費期限が過ぎて、未開封のまま捨ててしまう
この3つが大きな原因だといわれているよ。消費期限のチェックや冷凍庫の活用など、どれもちょっとした工夫で防げそうだよね。
地産地消が食品ロス削減に役立つ!?
また、食品ロスを減らす1つの手段として、地産地消も注目を集めているよ。輸送による変形や破損などによって市場に出せない食材は、捨てられてしまうことが多いよ。でも、地元で生産された物を地元で消費するということは、輸送距離が短くなったり、輸送自体がなくなったりするということ。つまり、食材の変形・破損が少なくなり、食品ロス削減へとつながるよ。
さらに、新鮮でおいしい、作った人の顔が見えるといった安心感もあって、購入する消費者も多いんだ。
相模原市でも、さがみはら市民朝市や直売所、スーパーなどで、市内産の農産物を販売しているよ。ぜひ手に取って、そのおいしさを味わってね。
相模原市内の家庭から排出される食品ロスの推移
>>>相模原市HP「相模原市一般廃棄物処理基本計画の取組状況 令和4年度の取組状況」6ページから抜粋
「さがみはら市民朝市」へ行ってみよう!
畑から直行の新鮮な野菜の他、市内養鶏場の卵、パンや豆腐、そうざいなど、相模原市のおいしい物が集結! 農家の人たちと直接話をしながら買い物ができるのも大きな魅力だよ。
>>>参考:相模原市「食品ロス」
>>>相模原市「市内産農産物の普及啓発について」
食品ロスを減らすには、どうしたらいい?
何をすれば、食品ロスを減らすことができるのかな?
みんなでいっしょに考えてみよう!
買い物にはメモを持参
余計な物を買い過ぎないよう、買う物をメモしておこう。
週1回は冷蔵庫をチェック
冷蔵庫の中に何が入っているのかはあくしておけば、余計な買い物を防げるよ。
「賞味期限」と「消費期限」のちがいを知る
賞味期限は「おいしく食べられる期限」なので、過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではないよ。自分で判断することも大切!
生ごみダイエットを始めよう!
生ごみの約8割は水分だといわれているよ。水にぬらさないことで、ごみの減量になるだけでなく、腐敗しにくくなり悪臭も予防できるよ。
食品ロスを調理で解決!!
相模原市のHPに、普段は捨ててしまっていた野菜の皮や葉を使った「食品ロス削減レシピ」、作り過ぎて余ってしまった料理を使った「リメイクレシピ」などを紹介しているよ。
ぜひアクセスしてね!
相模原産の農産物を知ろう!!
相模原市内で採れた、新鮮でおいしい農産物に「さがみはらのめぐみ」という愛称とマークを付け、広く普及させようとがんばっているよ。さがみはら市民朝市や生産者の直売所、市内のスーパーマーケットなどで購入できるよ!
やまといも
「さがみ長寿いも」の愛称で親しまれているやまといもは、相模原を代表する農産物だよ。棒状やイチョウの葉のような様々な形をしていて、ねばりが強く、でんぷんを分解する消化酵素“ジアスターゼ”を多くふくんでいるよ。
麻溝ごぼう
麻溝ごぼうは、相模原市麻溝地区で昭和20年代から長年作られているごぼうだよ。ただ、生産の手間や後継者不足の問題から、現在では数えるほどの農家しか生産していないんだ。
津久井在来大豆
古くから相模原市緑区千木良周辺で栽培されていた大豆だよ。現在、相模原市周辺でも栽培されているけれど、生産量は決して多くなく、「幻の大豆」ともいわれているんだ。
ブルーベリー
ハイブッシュ系とラビットアイ系のブルーベリーが、市内で多く栽培されているよ。栽培品種により果実の大きさ、甘味、酸味が異なるので、食べ比べも楽しいよ。
キウイフルーツ
市内の生産量が増えているよ。キウイフルーツの果肉の色ごとに「相模」の名を用いた愛称「相模レッド、相模ゴールド、相模グリーン」を使用しているよ。
11/12(日)「相模原市農業まつり」開催
農家や相模原市の農業の役割に対する理解と親しみを深めることを目的に、「相模原市農業まつり」が開催されるよ。ぜひ家族や友達と遊びに行ってみてね!
開催日時
2023年11月12日(日)午前9:15〜午後2:30
※開会式開始 午前9:15 販売・展示開始 午前9:30
会場
淵野辺公園中央広場(所在:相模原市中央区弥栄3-1)
協力:相模原市
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。