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玉ネギはカレーやハンバーグなど、 いろいろな料理に使われていて、 私たちの食卓に欠かせない野菜だね。北海道で玉ネギが栽培され始めた歴史や、 玉ネギの特徴について見てみよう。
収穫量全国1位!北海道の玉ネギ
「北もみじ2000」、「スーパー北もみじ」、「オホーツク222」、「北はやて2号」、「札幌黄」 。これは何の名前か分かるかな。正解は・・・北海道で栽培されている玉ネギの名前だよ。北海道の玉ネギ収穫量は全国1位。令和2年農林水産省の統計では、北海道の収穫量は年間89万tで、全国の60%以上の玉ネギが北海道で収穫されているよ。
北海道の玉ネギ栽培は、明治時代に現在の札幌市東区から始まったよ。初めは冬をこすための野菜として自分たちの食べる分だけを作る小規模な栽培が続いていたよ。明治13年、初めて売ることを目的に1haほど栽培し、良品の収穫に成功したんだ。東京へ運搬して販売を試みたけれど、まだ日本人には見慣れない野菜だったため全く受け入れられず、最初の試みは失敗に終わってしまったんだ。その後、商人に販売をたのむという方法で、成功することができたよ。
寒さに強い玉ネギは北海道の気候に適応し、その後、北見市、富良野市、訓子府町を中心に玉ネギ栽培が広がっていったんだ。
北海道の玉ネギを食べよう!
地元で生産された物を地元で消費する「地産地消」には、新鮮でおいしい物が安く手に入る他、輸送距離が短いため環境にも優しいなど、良いことがいっぱいあるよ。近所ではどんな玉ネギが売っているか見てみよう。いろいろな品種を食べ比べるのもおもしろいね。
玉ネギ豆知識クイズ
①みんながいつも食べている玉ネギの部分は、どこの部分?
(1)根 (2)くき (3)葉
②玉ネギを切ると、どうしてなみだが出るの?
③おいしい玉ネギの選び方で当てはまるものをすべて選ぼう。
(1)皮がパリッとかわいていて、色がこく、光沢とつやがある。
(2)実がかたくしまっていて、手に持つと重みを感じる。
(3)先端から緑色の芽が出ている。
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【答え】
①(3)葉1枚ずつはがすと魚の鱗のようになるので、鱗茎と呼ばれている。
②「硫化アリル」という成分が目や鼻に入るから。「硫化アリル」は食べ物の消化を良くしたり、血液をサラサラにする働きがある。
③(1)と(2)
参考資料
>>> 北海道の農林水産業の概要
>>> 札幌市東区「札幌黄とは」
>>> さっぽろ「札幌黄物語」
>>> 農林水産省「新たまねぎと普通のたまねぎとは品種が違うのですか。」
情報提供:札幌市保健福祉局保健所健康企画課
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