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今月のどうぶつ:フサオマキザル
学名: Cebus apella
霊長目 オマキザル科
生息地:南アメリカ北東部の森林地帯
豊かな表情が特徴的です。角のように立ち上がっている房毛は大人になるにつれて目立ってきます。
とてもかしこい南米のチンパンジー?
フサオマキザルは知能がとても発達しているサルの一種で、えさを手に入れるために簡単な道具を使用することができます。ときには木をたたいて中にいる虫を確認したり、石と台を用いて割ってかたい木の実を食べたりすることも。
野生では木や植物のシロップを傷口にぬり自分で治療をする姿も確認されており、手先が器用で学習能力の高いサルとして知られています。そのかしこさから南米のチンパンジーともいわれ、海外では介護サルとして活躍しています。
試行錯誤しながらも 器用に中のえさを取る姿
階級はあれど他者思い
小規模の群れで暮らし、社会性のあるフサオマキザル。えさを食べるときには基本的に群れの一番強いオスが一番早く時間をかけて食べ、その次に強いオスやその親しい個体が長時間食べられるといった階級があります。弱い立場の個体は強い個体の後に食べることになりますが、強い個体は近づかれても許容する、積極的にえさを分けあたえる、協力してくれた個体にはお返しをするなど、寛容で協力的なことで知られています。
おもしろいことに、その協力的な社会を築くために身勝手な者をきらうという人間に似た社会性を持つという研究結果も出ており、子どもが生まれたときには両親や兄弟、他個体が見守り面倒を見るなど、仲間思いの面もあります。
フサオマキザルの兄弟。 最近は父と兄が弟の面倒を見ています。
日立市かみね動物園ニュース
ハロウィンイベント開催!
Trick or Treat! 今年も動物園の一部がハロウィン仕様になります。職員たちも仮装して登場!?動物たちも特別な食べ物がもらえるかも。
くわしくはかみね動物園公式ホームページをご覧ください。
開催期間: 10月28日(土)~10月29日(日)
写真提供:日立市かみね動物園
日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/
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