【相模川ふれあい科学館だより】昔は「鮎川」と呼ばれた相模川のシンボルフィッシュ「アユ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
相模原
動物園だより
2023.10.02

【相模川ふれあい科学館だより】昔は「鮎川」と呼ばれた相模川のシンボルフィッシュ「アユ」

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今月のいきもの : アユ

学名:Plecoglossus altivelis altivelis
サケ目 アユ科
生息地:北海道から鹿児島県屋久島までの川の上・中流域
(国外では朝鮮半島、中国、台湾、ベトナム北部にも分布)


円柱形の「アユ水槽」が入り口正面でお出むかえ

昔は「鮎河」と呼ばれた相模川のシンボルフィッシュ

かつて相模川には、春になるとたくさんのアユが流れをさかのぼって来ました。豊かな川で育ったアユは味と香りが良く、将軍家にも上納されました。

近年、開発によって野生の生息数は減少しましたが、保全活動として毎年アユの放流が行われ、市民に親しまれています。

相模川ふれあい科学館でも、入って最初に目にするのが「アユ水槽」。さらに「坂道お魚観察水槽」と「流れのアクアリウム」でもアユを展示しています。また、館内のいたる所にアユの姿がデザインされているので、探してみてくださいね。


まるでアユが空を泳いでいるよう

海と川を行き来し、わずか1年の短い一生

アユは、生まれてからしばらくは海で育ちます。秋に川の下流で産卵され、ふ化したアユはわずか1㎝足らず。すき通った体をしており、すぐに群れで海へ下り、プランクトンなどを食べて成長します。翌年の春には幼魚となって川へ上り、なわばりを作ると、岩に付いたコケなどを食べてさらに成長します。そして再び秋が来ると下流へ下り、卵を産んで一生を終えます。自然の川では、次の春までアユの姿はほとんど見られません。

当館では、1年を通していつでもみなさんに見ていただけるよう、漁業関係者からアユを入手して館内の各水槽で展示しています。


水流に逆らって泳ぐ若いアユたち

さがみはらニュース

「ふれあいワゴン」にゾウリエビが参加

毎日2回開催している人気イベント「ふれあいワゴン」に、はき物のぞうりのような姿をしたゾウリエビが登場しました。

登場する生き物は毎回かわり、他にも、ヘビ、カエル、カニなどさまざま。どの生き物に会えるかは参加してみてのお楽しみです。

 


写真提供・協力 ・ 監修/相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら

相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら

〒252-0246 神奈川県相模原市中央区水郷田名1-5-1
Tel.042-762-2110
https://sagamigawa-fureai.com

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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