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今月のいきもの : アユ
学名:Plecoglossus altivelis altivelis
サケ目 アユ科
生息地:北海道から鹿児島県屋久島までの川の上・中流域
(国外では朝鮮半島、中国、台湾、ベトナム北部にも分布)
円柱形の「アユ水槽」が入り口正面でお出むかえ
昔は「鮎河」と呼ばれた相模川のシンボルフィッシュ
かつて相模川には、春になるとたくさんのアユが流れをさかのぼって来ました。豊かな川で育ったアユは味と香りが良く、将軍家にも上納されました。
近年、開発によって野生の生息数は減少しましたが、保全活動として毎年アユの放流が行われ、市民に親しまれています。
相模川ふれあい科学館でも、入って最初に目にするのが「アユ水槽」。さらに「坂道お魚観察水槽」と「流れのアクアリウム」でもアユを展示しています。また、館内のいたる所にアユの姿がデザインされているので、探してみてくださいね。
まるでアユが空を泳いでいるよう
海と川を行き来し、わずか1年の短い一生
アユは、生まれてからしばらくは海で育ちます。秋に川の下流で産卵され、ふ化したアユはわずか1㎝足らず。すき通った体をしており、すぐに群れで海へ下り、プランクトンなどを食べて成長します。翌年の春には幼魚となって川へ上り、なわばりを作ると、岩に付いたコケなどを食べてさらに成長します。そして再び秋が来ると下流へ下り、卵を産んで一生を終えます。自然の川では、次の春までアユの姿はほとんど見られません。
当館では、1年を通していつでもみなさんに見ていただけるよう、漁業関係者からアユを入手して館内の各水槽で展示しています。
水流に逆らって泳ぐ若いアユたち
さがみはらニュース
「ふれあいワゴン」にゾウリエビが参加
毎日2回開催している人気イベント「ふれあいワゴン」に、はき物のぞうりのような姿をしたゾウリエビが登場しました。
登場する生き物は毎回かわり、他にも、ヘビ、カエル、カニなどさまざま。どの生き物に会えるかは参加してみてのお楽しみです。
写真提供・協力 ・ 監修/相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
〒252-0246 神奈川県相模原市中央区水郷田名1-5-1
Tel.042-762-2110
https://sagamigawa-fureai.com
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