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まだ食べられる野菜や果物が捨てられてしまう「畑の食品ロス」。もったいないだけでなく、地球温暖化の原因にもなってしまうよ。「畑の食品ロス」の原因と取り組みについていっしょに見てみよう。
農作物が捨てられている!畑の食品ロスって?
食品ロスとは、「本来食べられるのに捨てられてしまう食品」のこと。食品ロスは家やお店での食べ残し以外にも、畑や果樹園でも起きているんだ。なぜ、まだ食べられる野菜や果物が捨てられてしまうんだろう? 原因として次のことが考えられるよ。
畑や果樹園で起きる食品ロスの原因
● 農作物が売り手の求めている大きさや形とちがった(規格外)
● 台風や大雨など災害で農作物に被害が出てしまった
● 農作物が病気になってしまった
● 動物に農作物を食べられてしまった
● 収穫した量が、消費される量よりも多かった
北海道では年間51万tの野菜と4万tの果物が捨てられている!! 51万tの野菜=道民が食べる約11カ月分の野菜が食品ロスに!!
参考:政府統計の総合窓口 https://www.e-stat.go.jp/
作物統計調査より集計 北海道の野菜および果物の収穫量及び出荷量累計統計 2020 年度を使用
畑の食品ロスが地球温暖化につながる!
農作物が捨てられて土にかえるということは、微生物に食べられて細かく分解されるということ。そのときに微生物は、CO₂の28倍も温室効果があるメタン※という温室効果ガスを出すんだ。つまり、食品ロスによりメタンが大気中に増え続けると、地球温暖化にも大きな影響をあたえてしまうよ。
※IPCC第5次評価報告書 二酸化炭素と同じ重さあたりで換算して効果を比較した場合
もったいない! 畑の食品ロスをなくそう
農家さんが手間ひまをかけて作った野菜や果物が、捨てられるのはもったいないよね。食品ロスを防ぐには次のような取り組みがあるよ。
畑の食品ロスを防ぐ取り組み
● 規格外商品を直売所などで販売する
● 規格外の農作物はジャムなどの加工食品に変えて販売する
● AI 技術を使い、収穫量や需要の量を予測して生産する量を調整する
私たちの意識を変えることも、食品ロスを防ぐことにつながるよ。形がそろっていなくても、傷が付いていてもおいしく食べられるので、規格外の農作物も積極的に食べよう!
参考資料:東京農業大学農友会農村調査部 「農作物の生産現場で発生する食品ロス」
自然からの学びは、生きる力や心の成長につながる いろいろな良いことがあるよ!
エゾリンクは自然や環境のことを専門に研究している北海道大学の博士研究者が作った会社だよ。研究者だから知る自然での特別な体験や科学の成果を使って「エコサイエンス」コンテンツを作り、それを利用した環境学習イベントやエコサイエンスツアーを開催。私たちの暮らしが100年後も続くために自然を大切にした社会作りができる人たちを育てている。企業や地域の人たちといっしょにできるいろいろな企画も考えて、自然と共生できる社会をみんなで作る活動につなげていくよ。
監修:合同会社エゾリンク
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