【埼玉県こども動物自然公園だより】ペンギンヒルズで観察しよう「フンボルトペンギン」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
埼玉
動物園だより
2023.09.11

【埼玉県こども動物自然公園だより】ペンギンヒルズで観察しよう「フンボルトペンギン」

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今月のどうぶつ:フンボルトペンギン

学名:Spheniscus humboldti
ペンギン目 ペンギン科
生息地:ペルー、チリ


その名前はフンボルト海流の流れる沿岸に生息していることに由来しています。

ペンギンヒルズで観察しよう

ペンギンというと通常、氷や雪原の上で暮らしているイメージがありますが、フンボルトペンギンは温帯域であるチリ、ペルーの岩場や緑のある所で暮らしています。当園の「ペンギンヒルズ フンボルトペンギン生態園」では、ペンギンが生活する様子をさくの中に入って間近で見ることができます。ペンギンヒルズでは、生息地を再現した環境の中でのびのびと暮らすフンボルトペンギンや、世界最小のシカであるプーズーを飼育しています。


生息地を再現したペンギンヒルズ

えさから分かること

当園ではフンボルトペンギンにえさをあたえるとき、個体ごとにカウンターを使って食べた数を数えています。飼育係にとってえさの時間は日々の健康管理のための重要なイベントです。毎日えさの食べ始めから残し方までを観察することはとても大切なことで、いつも完食しているのに今日は残している、食べるときの動きがおかしいといった様子から体調の変化に気が付くこともあります。群れで暮らす動物は、昨日まではおだやかだったえさの時間に、ある日けんかをするようになってしまうことがたまにあります。それが、その群れの繁殖時期や妊娠した個体がいる可能性、群れ内の上下関係の変化を知るきっかけになることもあるのです。


ペンギンのランチタイム

こども動物自然公園ニュース

ニホンコウノトリのペアが来園しました!

6月、多摩動物公園からニホンコウノトリのペアが来園しました。今回のペアをむかえて、当園のニホンコウノトリは合計3羽になりました。昨年オープンした「こうのいけ」の中央の展示場で、のんびり仲の良い姿を見せてくれています。


写真提供:埼玉県こども動物自然公園

埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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