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いつ災害が起こってもあわてないように、日ごろから準備をしておきたいね。でも、一体何を準備しておけば良いのかな? いっしょに考えていこう!
自分の命を守ることが最優先
地震や風水害、火災など、いつ起こるか分からない災害。そんな災害による被害をできるだけ少なくするためには、1人1人が自ら取り組む「自助」、地域や身近にいる人同士が助け合って取り組む「共助」、国や地方公共団体などが取り組む「公助」が重要だといわれているよ。
その中でも基本となるのが自助だよ。災害が発生したときは、まず、自分が無事であることが最も重要! そのために、災害に備えて自分の家の安全対策をしておこう。例えば、家具。大地震が発生したときには、「家具は必ずたおれるもの」と考えて、防災対策をすることが大切だよ。寝室や子ども部屋などには、できるだけ家具を置かないようにし、家具を置く場合はなるべく背の低い家具にして転倒防止対策をとろうね。家具がたおれてけがをしたり、出入り口をふさいだりしないように、家具の向きや配置を考えておく必要もあるよ。
大災害が発生したときには、電気やガス、水道、通信などのライフラインが止まってしまう可能性があるため、ライフラインが止まっても自力で生活できるよう、普段から飲料水や非常食などを備蓄しておくことが大事だよ。
防災対策に“十分”はなし!
防災対策には、十分とか、絶対大丈夫というものはないよ。だからこそ、1人1人が普段からハザードマップなどを確認し、自宅や周辺の災害リスクを知っておけば、事前に対策を講じることもできるんだ。早速、どのような危険がひそんでいるか、おうちの人やお友達といっしょに調べてみよう!
参考
>>>東京都教育委員会「防災ノート小学生版」
>>>政府広報オンライン「災害時に命を守る一人ひとりの防災対策」
>>>東京都防災ホームページ「東京都防災ポケットガイド」
災害が起こったときに何が必要?
災害が起こる前に、おうちの人と話し合って準備しておこう。
自宅の備蓄を確認!
水や食料など、最低3日分は備蓄しておこう!
災害時に特に必要な物
・カセットコンロ
・懐中電灯
・簡易トイレ
・充電式ラジオ など
非常用持ち出し袋も用意!
避難するときに、自分にとって必要な物を入れた袋が「非常用持ち出し袋」だよ。
いつでも持ち出せる場所に備えておこう!!
非常用持ち出し袋に入れる物の例
飲み水 救急箱 ウエットティッシュ 服・下着 メモ帳と筆記用具
ティッシュペーパー タオル 懐中電灯 食べ物 お金 乾電池 マスク
地震が起こった!そのとき、どう行動する?
地震が起こったとき、どのように身を守れば良いのかな? くわしく見ていこう。
①ゆれを感じたり、緊急地震速報を受けたりした!
じょうぶなテーブルの下や、物が「落ちてこない」「たおれてこない」「移動してこない」空間に身を寄せ、ゆれがおさまるまで様子を見よう。
②ゆれがおさまった!
屋内編
・火の始末は、ゆれがおさまってから!
・避難ができるよう、窓や戸を開け、出口を確保!
・あわてて行動すると、家具類やガラスの破片などでけがをするおそれがあるよ! まずは落ち着こう。
屋外編
・ブロック塀や自動販売機など、くずれたり、たおれたりしそうな物には近寄らないようにしよう。
・海岸にいた場合、グラッときたら高台ににげよう。
・山間地にいた場合、すぐに山の斜面やがけからはなれよう。
災害に備えて、情報収集を忘れずに!!
災害が起きて、あわてふためかなくてもいいように、日ごろから情報を集めておこう。
『東京都防災マップ』
東京都防災HP内の防災マップでは、地図上で災害時の防災施設の位置情報、施設情報、災害時帰宅支援ステーションなどを検索したり表示したりすることができるよ。
『東京都防災ホームページ』
平常時には災害への備えなどを、災害時には被害状況などの情報を提供するよ。
『東京備蓄ナビ』
「災害に備えた備蓄」と聞いてもピンと来ない人や、興味はあるけど何をどのくらい備蓄すれば良いか分からない人向けに、備蓄のイロハや備えておくと良い品目などを教えてくれるよ。3つの質問に答えるだけで、家庭に合わせた備蓄品目と必要量のリストを表示してくれる機能が便利だよ!
家族と安否確認手段を話し合っておこう!
音声メッセージで伝える
災害用伝言ダイヤル『171』
【使い方】
①171をダイヤル
②録音は「1」、再生は「2」をおす
③相手先の電話番号を市外局番からおす
④伝言を録音、または再生する
文字メッセージで伝える
災害用伝言板『web171』
【使い方】
①インターネットで「web171」にアクセス
②あらかじめ決めておいた電話番号(固定、IP電話、携帯も可)を入力し、安否メッセージを登録・確認
『SNS』
フェイスブックやLINEといったSNSに、「無事です」など自分の状況を投稿することで、家族や友人に安否を連絡できるよ。
協力:東京都
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。