【京都市動物園だより】ヒョウに似ているけど体型も模様もちがうよ「ジャガー」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
京都
動物園だより
2023.09.11

【京都市動物園だより】ヒョウに似ているけど体型も模様もちがうよ「ジャガー」

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今月のどうぶつ:ジャガー

学名:Panthera onca
食肉目 ネコ科
生息地:アメリカ南西部から南米(北部)にかけての森林地帯の川辺や湿地

グラウンドにつるした木には肉が取り付けてあり、飛び上がってえさを取る行動を引き出します。

ヒョウに似ているけど体型も模様もちがうよ

ジャガーは、トラやライオンに次いで大きい(アメリカ大陸では最大の)ネコ科動物です。一見ヒョウに似ていますが、ヒョウに比べて頭が大きく、ずんぐりとした体型をしています。

黒い輪状のまだら模様もヒョウに似ていますが、ジャガーは模様の中央に黒い点がある所がちがっています。

また、通常は黄色い部分の毛が黒く、全身が真っ黒に見える個体もいます。

「梅花紋」と呼ばれる、梅の花のような形をした模様。ジャガーはその中央に黒い点があるのが特徴

名前の意味は「1つきで殺す者」

「ジャガー」という名前は南アメリカインディアンの「ヤガー」という言葉に由来し、「1つきで殺す者」という意味があります。

木登りも水泳も得意で、水辺にすむカピバラやバク、ワニ、カメ、魚類、樹上にすむナマケモノやサルなど、あらゆる生き物をつかまえて食べます。たおしたえものに土をかけ、かくしておく習性もあります。

生態系の頂点にいるジャガーですが、生息地の森林開発などにより、その数は減りつつあります。IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されています。

動物園での生活をより豊かに心地よく

当園で暮らす「アサヒ」は9才のオスです。エネルギッシュで食欲旺盛。ときどき野生に近い行動を引き出すため、えさとしてブタの背骨、羽の付いたニワトリ、毛や骨の付いたシカなどをあたえます。夏には馬肉の「肉汁氷」もあたえます。

日中はグラウンド内の高い所(園路の頭上に張り出した部分)に登って休んでいることが多いので、見上げてみてくださいね。

お気に入りのベッドでひと休み

きょうとニュース

秋の夜間開園
~君だけの「推し」をみつけよう~

◆9月16日(土)、17日(日)、18日(月・祝)

開園時間を午後8時まで延長し、京都市動物園と平安女学院大学のコラボイベントを行います。

5つの体験コーナーをめぐってスタンプを集めると、先着で動物カードをプレゼント!どの動物のカードかは、もらってからのお楽しみ。そのカードの動物が、あなたの「推し」になるかも?!


写真提供/京都市動物園

協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/

 

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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