【天王寺動物園だより】左右の鼻の穴が特徴的な日光浴好きのガッシー「キガシラコンドル」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
大阪
動物園だより
2023.09.04

【天王寺動物園だより】左右の鼻の穴が特徴的な日光浴好きのガッシー「キガシラコンドル」

目次 [非表示]

今月のどうぶつ:キガシラコンドル

学名:Cathartes burrovianus
英名 : Lesser Yellow-headed Vulture
生息地: 北アメリカ南部から南アメリカ
タカ目 コンドル科

日本でキガシラコンドルを見られるのは天王寺動物園だけ!

左右の鼻の穴が特徴的な日光浴好きのガッシー

キガシラコンドルは「コンドル」の仲間で、天王寺動物園では、オスの「ガッシー」1羽を飼育・展示しています。

ガッシーは日光浴が大好きで、日中によく羽を広げている姿を観察できます。鳥の仲間の中でも嗅覚が発達しているといわれ、左右の鼻の穴がつながっています。これは、左右の鼻の穴から入ったにおいを、それぞれの穴でかぎ分けるのではなく、同じにおいを両方の鼻の穴で感じるようにできています。

また、コンドルの仲間ですので、顔や頭に羽はありません。動物の死がいに頭を突っこんで食べるからです。キガシラは、漢字で書くと「黄頭」となり、その名前の通り、頭は黄色がかった色をしています。

羽を広げるガッシー

 えさの食べ方にも注目!飼育員との関係も良好

ガッシーは非常に器用です。えさの手羽先をあたえると、食べた後の骨は、まるで「骨格標本」を作ったかのように、きれいに肉を骨からそぎ落として食べます。しかし、えさの中で手羽先が一番好きだというわけではなく、牛のレバーが一番の好物で、あたえるとすぐに食べてしまいます。

ガッシーの性格は、他の猛禽類と同じように神経質なところがありますが、年齢を重ねてきたからか、飼育員を怖がるようなことはありません。

日本でキガシラコンドルを見られるのは天王寺動物園だけですので、ぜひガッシーに会いに来てくださいね。

器用にえさを食べる姿

てんのうじニュース

ホロホロチョウ

アフリカ大陸に広く分布するキジの仲間で、黒っぽい羽に白い斑点があります。大きな群れを作って生活していて、集団で大合唱を行い、コミュニケーションを取っています。天王寺動物園では3羽のホロホロチョウを展示しています。


写真提供:天王寺動物園

天王寺動物園
大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/
協力・監修/天王寺動物園

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エコチル編集部

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