【エコチル特集】レモン1個分のごみを減らそう!相模原市のごみ減量大作戦|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
相模原
特集
2023.09.04

【エコチル特集】レモン1個分のごみを減らそう!相模原市のごみ減量大作戦

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ごみの総排出量は減ってきているけれど、それでも、1人1日あたり890gと、1kg近いごみが出ているよ。相模原市では少しでもごみを減らそうと、さまざまな取り組みを行っているんだ。早速、その取り組みを見ていこう!

レモン1個分のごみを減らそう!

私たちが出すごみの多くは、燃やされたり、細かくくだかれたりして、最後には処分場にうめ立てられているよ。

令和5年3月に環境省から発表された調査結果によると、家庭から出るごみや資源、事業者から出るごみなどを合わせたごみの総排出量は4,095万t(東京ドーム約110ぱい分)、1人1日あたりのごみ排出量は890gと、前年度に比べるとごみの排出量は減少しているんだ。一方で、ごみ焼却施設数と最終処分場の残余容量が共に減少しているよ。そう、ごみを処分し、うめる場所が減っているというわけ。減ったから安心ではなく、まだまだごみを減らさなくてはいけないね。

相模原市では、地球環境を守るため、1人1日あたり約100g(レモン1個分)の減量を目指して、「相模原ごみDE71大作戦」を行っているんだ。この作戦では、1人1日あたりの家庭ごみの排出量を、令和9年度までに465g以下に減量することを目標としていて、令和3年度は479gだったよ。

ごみDE71って何だろう?

DE71で「でない」と読むよ。この「DE」が「Do it,Everybody!(みんなで取り組もう!)」の意味で、相模原市民みんなで、資源化できる物を分別し、なるべく一般ごみを出さないライフスタイルを心がけよう、と呼びかけているんだ。

その活動を応援しているのが、ごみの減量化・資源化に関心を持ってもらうよう平成18年8月に誕生したキャラクター「分別戦隊シゲンジャー銀河」だよ。みんなも、「ごみと分別」の小学校出前講座や市のイベントなどで、目にしたことがあるかな? それぞれのキャラクターが、ごみの分別方法や削減方法について呼びかけているから、参考にしてみてね。

また、出された食べ物を残さない、マイバッグやマイボトルを持ち歩くなど、ちょっとしたことでも、ごみの減量につながっていくよ。自分に何ができるか考え、いろいろと行動してみよう!

参考:環境省「3Rまなびあいブック こども向け」 https://www.env.go.jp/recycle/yoki_work/b_2_book/00_3r_manabiaibook_kodomo.pdf

 

相模原市1人1日あたりの家庭ごみの排出量の推移

「まぜればごみ、分ければ資源」を合言葉に、ごみとして捨てる前にマークを確認しよう!

ごみの分別に迷ったら、スマートフォン用 相模原市ごみ分別アプリ「シゲンジャーSearch」を使ってみてね!!

ダウンロードはこちらから!!

>>> iPhone

>>> Android

対応OS : iOS11.0以上、Android5.1以上

「分別戦隊シゲンジャー銀河」キャラクター紹介

シゲンジャー銀河たちは、どういったことを呼びかけているのかな?

パンピーレッド
一般ごみを担当。分別戦隊シゲンジャー銀河のリーダー。資源の分別を呼びかけ、ごみの減量化も推し進めている。
ボトルブルー
びん類を担当。リサイクルの本道を行く正統派。「リターナブルびんは何度でもくり返し使えるよ」と呼びかける。
カンメタルオレンジ
かん類を担当。「アルミかんやスチールかんは何度でもかんに生まれ変わるよ」と呼びかける。
ペーパーピンク
紙類を担当。チームで一番のがんばり屋。「面倒でも種類ごとに分けて出してね」と呼びかける。
ペットイエロー
ペットボトルを担当。リサイクル界の人気者。「キャップとラベルはプラ製容器包装として出してね」と呼びかける。
アブラブラウン
使用済み食用油を担当。「使った油は、500mlのペットボトルに入れて、キャップをしっかり閉めて出そう!」と呼びかける。
プラホワイト
プラ製容器包装を担当。平成18年10月にデビューした期待の新人。「水も貴重な資源、よごれが落ちないものは一般ごみに出してね!」と呼びかける。
【番外編】分別戦隊シゲンジャー銀河の仲間
レモンちゃん
分別戦隊シゲンジャー銀河のマスコットキャラクター。「相模原ごみDE71大作戦」のイメージキャラクターもかねている。

分別戦隊シゲンジャー銀河©相模原市

 

ごみを減らすために、私たちにできること!

もっとごみを減らすために、いろいろなことができるよ。何ができるのか見ていこう!

  • つめかえのできる製品を選んで買う
  • 必要のない包装は断る
  • 充電式の電池を使う
  • こわれた物を修理して使う
  • いらなくなった物を必要な人にゆずる
  • マイはしを持ち歩いて使う
  • 古新聞や古紙を資源回収に出す
  • リサイクルボックスでごみを分別する
  • リサイクルされた製品を選んで使う

 

南清掃工場の焼却炉から金と銀の回収に成功!!

相模原市の南清掃工場では、焼却炉から金と銀を回収する取り組みを行っているよ。令和4年度は金を約6kg、銀を約10kg回収し、総額で約1,600万円の収入見こみとなったんだ。初めて回収に成功した令和3年度は、長年蓄積した分もふくめて約3,700万円の収入があり、令和4年度は、令和3年度比で約40%に留まったけれど、今後も継続的に回収可能であることが分かったよ。

南清掃工場では、回収した実際の砂や金のレプリカの他、ごみ分別の重要性や持続可能な社会の実現に向けた取り組みの啓発パネルなども展示しているよ。ぜひ、見学に行ってみてね!

参考:令和5年4月28日 相模原市発表資料 https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/028/216/0428/03.pdf

>>> ダウンロードはこちらから!!

 

協力:相模原市

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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