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2050年までに道内の温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボン北海道」。
その実現のために、みなさんの家庭からどのくらいCO₂が出ているかを知り、日々の生活を見直してCO₂の排出量を減らす行動をしましょう。
私たち北海道民はCO₂をたくさん出している!?
北海道では、2050年までにCO₂などの温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボン北海道」に取り組んでいます。CO₂の排出量を減らすことは、世界中で問題になっている地球温暖化への対策になります。
しかし、北海道は家庭からのCO₂の排出量の割合が、全国に比べて多くなっています(図01)。冬に使用する暖房に石油などを多く利用するためです。さらに、広い北海道では人や物を運ぶために多くの燃料を使用するため、自動車などからのCO₂の排出量も全国と比べて多いのが現状です。北海道民1人あたりのCO₂など温室効果ガスの排出量は、全国と比べて約1.3倍もあります(図02)。
[図01]2020(R2)年度のCO₂排出量の構成比(全国比)
[図02]道民1人当たりの温室効果ガス排出量の推移
北海道では道内のCO₂などの排出量を、2013年度比で2030年度までに48%削減、そして2050年までに実質ゼロを目標としています(図03)。目標を達成するためには、全国に比べて多い家庭や自動車などからの排出量を減らす取り組みをしなければなりません。
[図03]温室効果ガス実質排出量と削減目標との比較
CO₂を「見える化」して家庭からの排出量を減らそう!
家庭からのCO₂などの排出量を減らすためには、私たち1人1人が意識や行動を変えていかなければなりません。そのためには、まず各家庭からのCO₂の排出量を「見える化」する必要があります。このため、北海道では家庭のCO₂の排出量を「見える化」するスマートフォンアプリ「北海道ゼロチャレ! 家計簿」を開発しました。みなさんの家庭からどれくらいCO₂が出ているか、おうちの人といっしょに調べて、CO₂の排出量を減らす取り組みをしていきましょう。
2023年 7月スタート!家庭のCO₂の排出量を「見える化」
北海道ゼロチャレ!家計簿
「北海道ゼロチャレ! 家計簿」は、家庭のCO₂の排出量を「見える化」するスマートフォンアプリです。毎月の電気、灯油、ガソリンなどの使用量、料金を入力すると、CO₂の排出量や、光熱費などのグラフが作成され、前年の同時期や道内の似たような家庭との比較などが表示されます。
おうちの人といっしょに入力して、家庭のCO₂の排出量やエネルギー消費量を知り、意識や行動を変えていきましょう。
※アプリに個人情報の入力は不要です。
アプリのご利用イメージ
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出典:北海道における温室効果ガス排出量の状況と北海道地球温暖化対策推進計画に基づく令和3(2021)年度の施策等の実施状況報告書
監修:北海道経済部ゼロカーボン推進局地球温暖化対策課
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。