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札幌市内小学校のプール授業にエコチルから外部講師を派遣するプロジェクトを開始しました。教員不足や働き方改革の課題を抱えながら、誰一人取り残されることなく子どもたちに質の高い教育を提供し続けたいという想いから、市内の教頭先生と市教委派遣教諭と一緒に立ち上げたエコチルSDGsプロジェクトです。
7月3日(月)、札幌市北区にある新光小学校プールにて水泳特別授業が行われました。外部講師は、北海道内を拠点に活躍するダンサーのHIRAKUさん。子どもから高齢の方まで、水泳の指導歴のある方です。
まずは、挨拶をしてから準備体操。今年初めてのプール学習ということで表情がかたい子もいましたが、HIRAKUさんのダンスを取り入れた準備体操で、少しずつ表情がやわらかくなっていきました。全員でバタ足の練習をしたり、入水して歩いて移動したりして徐々に体を水に慣らしていきました。
その後、子どもたちの段階に合わせた3つのチームに分かれました。担任の先生たちがそれぞれのチームでサポートを行いながら、HIRAKUさんがプールサイドから「腕の動きがいいね」「もっと足を上げるといいよ」と子どもたちに声を掛けます。自分に合ったチームで練習をすることで、得意な子はたくさん泳ぐことができ、苦手と感じている子は、安心して練習に取り組み、水に慣れていきました。どの子も最後まで一生懸命にチーム学習に取り組む姿が印象的でした。最後に全員で上手な子のお手本を見た後、次回の目標を決めて終了しました。
水泳学習終了後に子どもたちと先生にインタビューしました。子どもたちからは「いつもよりたくさん泳ぐことができた」「ダンスなどいろいろな種類の練習があって楽しかった」「時間が足りなく感じた」「今回は真ん中のチームだったけど、次は上のチームに行けそう」「普段はクラスごとだけど、分かれてやったのがよかった」、先生からも「子どものモチベーションの上げ方など参考になった」「授業計画書作成の時間を他の業務に充てることができた」「専門の人と先生がタッグを組むことで教育の質が上がる(上げることができそう)」という前向きな言葉が返ってきました。
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。