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蛇口から出る水は、どうやってつくられているんだろう? 安全できれいな水をつくるために、たくさんの時間と手間がかけられているよ。今回は水道水ができる仕組みや、水を大切に使うために私たちができることを、いっしょに考えてみよう。
地球上で使える水は ほんのわずか!
水は、人や動物など、生き物にとって必要なもの。でも、地球上にある水のうち人が使えるものは、ほんのわずかだということを知っている? 地球は表面の約70%が水でおおわれているよ。たくさんの水があるように聞こえるけど、実際に人が使うことができる河川や湖沼などの水は、約0.01%しかないんだ(※)。水は私たちにとって、大切な資源なんだよ。
※参考:環境省 環境白書平成22年版
川の水が水道水になるまで
河川などの水は、どうやって水道水になっているのだろう? 水道水は、浄水場で時間をかけて、いろいろな処理をしてつくられているんだ。例えば、ろ過という方法で、河川やダムから取った水のごみやよごれ、ばいきんを取り除いたり、消毒をしたりして、安全できれいな水をみんなの家や学校に届けているんだ。上田市の染屋浄水場が1日につくる水の量は、25mプールの約65はい分なんだよ。
浄水には、急速ろ過や緩速ろ過などいくつかの方法があるよ(染屋浄水場は緩速ろ過方式)。下の図では、早くたくさんの水をつくることができる急速ろ過方式を紹介するね。水道水は、たくさんの時間と手間をかけて、つくられているんだよ。
水は循環している
水は、自然の中で循環をしているよ。みんなが使った水は、下水道管を通って下水道施設できれいになって川へもどるんだ。川や海の水は、太陽の熱で蒸発して雲になるよ。雲から雨や雪が降って、川に流れて、その水が浄水場で水道水になるんだ。水道水は、川などの自然のものからつくられているよ。きれいな水を使うためにも、自然をよごしたり、こわしたりしないように大切にしよう。
水を大切に使うために、私たちができること
私たち1人1人にも、水を大切に使うためにできることがあるよ。毎日の生活で、できることから始めてみよう。
水を使う量に気を付けよう
かみや体を洗うときは、シャワーを流しっぱなしにせず、洗うときだけ流そう
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よごれた水を流さないように気を付けよう
食器洗いや洗濯の洗剤やシャンプーは使い過ぎないようにしよう
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参考:政府広報オンライン『飲み水はどこから?使った水はどこへ?暮らしを支える「水の循環」』
水の力で電気をつくる
浄水場での水力発電の取り組みを知ろう
染屋浄水場では、水が高い所から低いところへ流れ落ちる力を利用して、電気をつくっているよ。水力発電は水を利用するから、地球温暖化の原因になる二酸化炭素を出さないことが特徴。
1年間に約120世帯分が使う電気を、つくることができるよ。
監修:上田市上下水道局
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