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今月のどうぶつ:カピバラ
学名:Hydrochoerus hydrochaeris
げっ歯目 テンジクネズミ科
生息地:南アメリカのパナマからアルゼンチン北東部
泳ぎが得意で、危険を感じるとすぐに水の中ににげこみます
暑さは苦手……
ネズミの仲間では一番大きく、大人になると60 kgほどに成長するカピバラ。野生のカピバラは、年間を通して気温が高い南米のアマゾン川流域などに生息していますが、暑さは苦手。そのため、暑さと上手に付き合いながら1日を過ごします。朝や夕方のすずしい時間にえさを探し回り、日中の暑い時間帯は日陰で休んだり、水に入り暑さをしのいだりしています。
日陰で暑さをしのぐ
水中で活動するのに適した体
カピバラにとって、水辺は他にも重要な役割を持っています。それは、排泄や交尾の場所である他、にげるための場所でもあるからです。カピバラは、目、耳、鼻が一直線上にあるため、水中でも周りを観察することができます。また、指と指の間に水かきが付いているため、天敵であるジャガーやワニなどにおそわれたときは素早く泳いでにげることができます。
そんなカピバラですが、同じ水でも雨は苦手なようです。当園では雨がふる朝、カピバラたちは走って放飼場へ向かい、えさを食べ終えるとすぐに屋根がある場所で身を寄せ合って雨宿りをしています。 そこで、雨が苦手なカピバラたちに梅雨の時期を元気に過ごしてもらうために小屋を新しくしました。たくさん使ってくれたらうれしいです。
雨宿りができる小屋を新調
こども動物自然公園ニュース
ベネットアカクビワラビーの 赤ちゃんが仲間入り!
生まれたばかりのころは、お母さんのお腹の袋からたまにしか顔を出していませんでしたが、最近では袋から出て、元気に走り回っています。大きな声でおどろかせないよう、ゆっくり近づいて静かに観察してみてください。
写真提供:埼玉県こども動物自然公園
埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/
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