【福岡市動物園だより】70日〜90日で大人と同じ羽に「フンボルトペンギン」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
福岡
動物園だより
2023.06.12

【福岡市動物園だより】70日〜90日で大人と同じ羽に「フンボルトペンギン」

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今月のどうぶつ: フンボルトペンギン

学名: Spheniscus humboldti
ペンギン目 ペンギン科
生息地:ペルーからチリの沿岸部

▲1羽目4/3ふ化、ふ化直後

南半球では冬の間に繁殖することが多いといわれています。一度の産卵で2つの卵を産み、オス、メス交代で約40日卵を温め、ひなは70~90日で巣立ちます。

70 日~90 日で大人と同じ羽に

フンボルトペンギンは体長60~70㎝で、胸のあたりにある黒い1本のラインが特徴です。日本の動物園、水族館でも多く飼育されています。子育ては、野生ではグアノ層と呼ばれるペンギンのふんが積み上がってできた層に巣穴をほって行いますが、福岡市動物園では巣箱で行っています。たいていの場合は卵を2つ産み、約40日間で卵がふ化します。

生まれたひなは、灰色のふわふわした綿羽と呼ばれる羽毛が生えています。その後、70~90日ほどで大人と同じ羽毛に生えかわり、水に入れるようになります。そこから1年間はえさの取り方を教えてもらいます。1才を過ぎ最初の羽毛が生えかわると、胸に黒い1本のラインが現れ大人と同じ見た目になります。

動物園で見かけることが多いフンボルトペンギン

ひなが生まれ親は子育て奮闘中

福岡市動物園では、4~5月にフンボルトペンギンのひなが複数生まれました。この記事を書いている時点では綿羽が生えており、大変かわいらしい姿です。みな「ピーピー」と大きな声で鳴いており、親も巣を守ったり、ひなにえさをあげたりと子育てに奮闘中です。

今後、毛の生えかわりや大きくなっていく様子を観察することができます。福岡市動物園では9年ぶりとなるひなの姿を、ぜひ見に訪れてください。

生まれたひなと、子育てをする親 (2羽目4/6ふ化、ふ化後13日目)

ふくおかニュース

第46回動物園写真コンテスト作品募集

福岡市動物園の動物や園内風景を題材にした写真を募集します。募集期間は6月30日(金)までです。 プロ、アマチュア、年齢、住所は問わず、どなたでも応募することができます。自慢の1枚を、ぜひ送ってみてください。
※くわしくは福岡市動物園のホームページをご覧ください。


写真提供:福岡市動物園

福岡市動物園
〒810-0037 福岡市中央区南公園1-1
TEL 092-531-1968
https://zoo.city.fukuoka.lg.jp/

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エコチル編集部

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