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今月のどうぶつ:パシフィックシーネットル
学名:Chrysaora fuscescens
ヤナギクラゲ属 オキクラゲ科
生息地:北アメリカ海岸
黄色いかさとフリルのような口腕
直訳すると「太平洋の〝海のイラクサ〟」という意味を持つクラゲ。大きいものだとかさの直径が30㎝までに成長します。かさはこい黄色で、黄色から赤茶色の美しいグラデーションが目をひきます。ふちから24本の触手が長くのび、中心部からのびる白い口腕はとても長く、まるでフリルのようです。よく見ると白一色ではなく、半透明で中にはツブツブに見える部分もあります。
その美しい姿に飼育員もうっとり
パシフィックシーネットルが水槽の下から上にかけてゆっくりと登っていくとき、長い触手が一直線になりとてもきれいです。スタッフの中には、閉館後に水槽のアクリルに顔を近づけて、その美しい姿に見入っている人もいるほど。パシフィックシーネットルの水槽の前に来たら、ぜひ真正面に立ちその姿を見てみてください。
ジュース状にしたクラゲを食べています
この種は、全てポリプからクラゲを遊離させて育てています。クラゲを食べるクラゲなので、当館ではクラゲドリームシアターで飼育していた形の悪いクラゲを細かく切ってあたえています。5㎜程度の小さい状態のエフィラには、より細かくジュース状につぶしたものをえさとしてあたえています。
かもすいニュース
飼育員のクラゲの呼び方
少し長くて覚えにくいクラゲの名前。加茂水族館の飼育員は、普段、その長い名前を省略して呼んでいます。例えば、コティロリーザツベルクラータ=コティ、アトランティックシーネットル=アトラン、アトランティックベイネットル=アトランベイという感じです。
写真提供:加茂水族館
鶴岡市立加茂水族館
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TEL 0235-33-3036
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