劇団BDP公演ミュージカル『パパからもらった宝もの』5年ぶりの再演は初の北海道・札幌でも上演！

劇団BDPは、年間50ステージ以上の良質な公演を続けているカンパニー。都内中心にさまざまな舞台作品を上演し、舞台芸術を次世代につなげるべく、大人から子どもまでが出演しています。

この度、全国各地で11年間にわたり上演され、累計 1万2千人以上の観客を動員した、劇団BDPが誇る本格医療ミュージカル『パパからもらった宝もの』が初めての札幌公演を行うことになりました。

5年ぶりの再演となる2023年は、6月14日（水）、東京公演（渋谷区文化総合センター大和田さくらホール）そして7月1日（土）に北海道・札幌公演（かでるアスビックホール） の2ヵ所で上演します。

『パパからもらった宝もの』は、角膜移植・アイバンクをテーマに、「見える」という当たり前のしあわせ、そして大切さについて考えるきっかけをつくりたい、という「目」に携わるさまざまな企業・医療・人々の想いと劇団BDPがタッグを組み、2008年に創られたオリジナルミュージカル作品です。

本格的な医療監修のもと、現場のリアリティはもちろん、大切な人を失ったばかりのドナー の家族、光を待つレシピエントの心境、それぞれが織りなすドラマや苦悩、そしてこれからの角膜移植の未来を、劇作家・嶽本あゆ美が丁寧に描いた作品。

難しい題材である角膜移植を取り上げながら、子どもから大人までアイバンクの存在や移植について理解を深めやすいようにミュージカルで表現。医療現場のシリアスなシーンと音楽・振付の融合はスピード感あふれる演出が鮮やかに繰り広げられながら、合間にはコミカルなやり取りやキャッチーなダンスシーンも織り交ぜ、緩急ある展開で引き込みます。

誰もが気にかけることなく生活の一部となっている「見えるしあわせ」。 劇場という没入 空間でじっくり考えることで、大人にも子どもにもきっと心に響くシーンがある舞台作品となっています 。

演出・振付には北海道八雲町出身である中沢千尋が参加。数々の劇団BDP公演の演出・振付を担当しながら地元北海道での初開催に喜びと意欲を燃やします。またキャストにも 札幌出身の劇団 BDP 女優である小渡優菜、児童劇団「大きな夢」札幌子どもミュージカル に所属する地元の子ども達も出演。

小渡の美しい高音と抜群の声量、そして豊かな表現力をもつ歌唱力は、現在活動拠点にしている東京でもファンが多く、故郷札幌での披露に力が入っているようです。

児童劇団「大きな夢」札幌子どもミュージカルに所属する地元の子ども達も出演し、大舞台に挑みます。

上演前には、本作の原作者である坪田一男先生（慶應義塾大学名誉教授）による「子どもを 近視からまもろう！」をテーマにした特別講演も同時開催。遊びだけでなく、学びのツール として浸透したスマートフォンやタブレット。画面越しの時間が長くなっている昨今、 日々の生活と切り離せない「見ること」について改めて知る時間です。札幌公演の千秋楽は ライブ配信も実施。札幌から全国に「見えるしあわせ」を発信します。

劇団BDP公演ミュージカル
『パパからもらった宝もの』

［ストーリー］
舞台はある大学病院のアイバンク。城田ミカは角膜移植コーディネーター研修中の新人。ある深夜、初めて遺族への対応に呼び出されたミカは、誤ってERERに迷い込む。そこで見た交通事故の犠牲者とその遺族の悲劇は、彼女の心を大きく揺さぶる。深い悲しみの中で献眼を申し出る遺族、そしてそれを受けて動き出す角膜移植。移植されたドナーの角膜は、二人の少年少女に光をもたらすが、人々の運命は複雑にからみだし、新たな悲しみと喜びのドラマを生む。

東京公演

● 2023年6⽉14⽇（水）（1回公演）
17:30講演 18:00ミュージカル開演
● 会場：渋谷区文化総合センター大和田4階さくらホール（東京都渋谷区桜丘町23-21）
● 1階席4,500円2階席4,000円（全席指定）

札幌公演

● 2023年7月1日（土)（2回公演）
12:00 講演 12:30ミュージカル開演／16:30 講演 17:00ミュージカル開演
● 会場：かでる アスビックホール（札幌市中央区北2条西7丁目）
● 全席 4,500 円（全席指定）

【主催】劇団BDP
【特別協賛】株式会社わかさ生活
【後援】厚生労働省

この記事を書いた人WRITER

エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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